「怠惰(たいだ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「怠惰(たいだ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「怠惰」の意味をスッキリ理解!

怠惰(たいだ):なまけてだらしがないこと

「怠惰」の意味を詳しく

怠惰とは、人の様子や状態を表す表現です。一日中布団から出ずにゴロゴロするなど、なまけている様子を表す際に用いられます。

怠惰の「怠」は「心がたるんでいること、仕事をおこたっていること」という意味があります。また、「惰」には「気が緩んでいる様子」という意味があり、「なまける」というニュアンスの漢字を2つ重ねた熟語です。

 

怠惰な人を見ると、「精神状態が悪いから怠惰になるのだ」と考える人がいますが、そうとは限りません。怠惰になってしまうのには、生活習慣に問題がある場合が多いです。早寝早起きができていない、質の良い睡眠が取れていない、といった生活習慣の乱れから怠惰は生まれます。

また、自尊心が低い人や自分に自信がない人、物事を先送りにして考えてしまう癖がある人などは、怠惰な状態に陥りやすくなります。

他にも、物事に取り組む際に周囲に気を散らすものが多くあると、そちらに興味が移ってしまい、怠惰になるとされています。

 

怠惰な状態を克服するためには、生活習慣を改善する他、自分の気持ちや考えと向き合い、自己意識を高めることが重要です。

寝る前にスマホをいじることを止めたり、目標を設定しそれに向かって計画を立てて努力するといった活動に取り組むことにより、怠惰な状態は改善されていきます。

キリスト教における「怠惰」

キリスト教において、怠惰は七つの大罪の1つとされています。また、教義の中では、怠惰は「安息日を使わず働き続けること」であるとされています。働き続けることにより、自分本来のあり方を見失ってしまうと考えられていたため、それを戒めるための表現が怠惰だったのです。

安息日とは、日曜日のことです。これは、イエスが日曜日の朝に復活したという伝承によるもので、キリスト教において日曜日は仕事を休み、儀式を行う日であるとされています。

このように、キリスト教の教義では、怠惰に「なまけているさま」という意味は含まれていません。

七つの大罪:キリスト教の中で、罪の根源と考えられている7種類の感情・欲望のこと。怠惰以外にも「傲慢(ごうまん)」「嫉妬(しっと)」「憤怒(ふんぬ)」「強欲(ごうよく)」「暴食(ぼうしょく)」「色欲(しきよく)」が存在する。

「怠惰」の使い方

  1. 怠惰になりたくない。
  2. 全く布団から出ないなんて、一日を怠惰に過ごしている証だ。
  3. 休みの日くらい怠惰な生活を送りたい。

上記の例文のように、怠惰は「怠惰な〇〇」という形で後ろに名詞をつけて使われることもあります。

また、怠惰を「怠惰する」という形で使用することは出来ません。注意しましょう。

「怠惰」の類義語

怠惰には以下のような類義語があります。

  • 怠慢:やるべきことがあるのにも関わらず、それをやらないこと
  • 横着:手抜きをして楽をしようとすること
  • 無精:物事に取り組むことを面倒に思う人や、そのような性質のこと

「怠慢」は「怠惰」とよく似ている言葉ですが、「怠慢」は「やるべきことがあるのにそれを行わず怠けている」、「怠惰」は「ただなまけている」という点で違いがあります。

「怠惰」の対義語

怠惰には以下のような対義語があります。

  • 勤勉:仕事や勉強に熱心に取り組むこと
  • 真面目:誠実に物事に取り組むこと

「怠惰」の英語訳

怠惰を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • idleness
    (怠惰)
  • laziness
    (怠惰)
  • indolence
    (怠惰)

この中でも “indolence” という表現は、かしこまった際に使われる表現です。また、「怠惰な」という形容詞的用法で使用したい場合には、 “idle” や “lazy” といった表現が用いられます。

まとめ

以上、この記事では「怠惰」について解説しました。

読み方怠惰(たいだ)
意味なまけてだらしがないこと
類義語怠慢、横着、無精
対義語勤勉、真面目
英語訳idleness(怠惰)・laziness(怠惰)・indolence(怠惰)

怠惰はなまけている様子を表す表現です。休みが長く続くと怠惰な生活を送りがちですが、早寝早起きなどを心がけ、怠惰にならないようにしましょう。