「誠実(せいじつ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「誠実(せいじつ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「誠実」の意味をスッキリ理解!

誠実(せいじつ):嘘偽りがなく、人や物事に対して真心があること

「誠実」の意味を詳しく

「誠実」は嘘偽りなく、人や物事に対して真心があることという意味です。

「真心」とは、「真剣に尽くす心」という意味を持ちます。

人のために真剣になる様や、真面目に取り組むだけでなく、相手のことを考えることができる様を指します。

ここから「誠実」は、自分自身の損得や、私利私欲に惑わされることなく、真心を持って人や物事に接することという意味になります。

「誠実」の使い方

  1. 彼女はいつも誠実に接してくれるので、社内で人望がある。
  2. 彼は誠実な人柄なので、安心して任せることができる。
  3. 結婚相手は見た目よりも誠実さで判断すべきだ。

「誠実」は、一般的に人柄や性格についての評価をする際に用いられる言葉です。

よくある言い回しは「誠実な人」「誠実な人柄」です。ごまかしたりせずに何事にも真剣に対応する人という意味になります。

人を示す言葉以外にも、人の心や言動と共に使います。「誠実な対応」「誠実な気持ち」「誠実な態度」などです。

また、「誠実」は名詞ですが、「誠実さ」と言うことが多いです。

「誠実」の語源

「誠実」の漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :偽りのない心
  • :中身がしっかりあること

「実」は、中身がしっかりあるという意味ですが、これはすなわち虚言ではなく、本当のことを話すという意味と捉えることができます。

したがって、「誠」「実」ともに嘘偽りない様子を表す単語です。

ここから「誠実」は真面目で嘘をつくことなく信頼できる人柄を指すようになりました。

「誠実」の類義語

「誠実」には以下のような類義語があります。

  • 忠実:言いつけ通りに行うこと、仕えること
  • 真摯:真面目で一途であること
  • 至誠:これ以上ないほどに誠実であること
  • 実直:律儀で正直であること
  • 誠実謹慎(せいじつきんしん):言葉に慎みがあり、真面目であること

上記の言葉は、いずれも「誠実」の類義語ですが、「誠実」とは若干異なるニュアンスを持つことがあります。

「忠実」は規則や手本に習って従うことです。「誠実」は規範が用意されているわけではなく、その人自身が正しいと思ったことや誰かのために尽くそうという真心に基づいて行動をすることを指すという違いがあります。

「真摯」は物事に一生懸命に取り組む様子です。「誠実」には、ひたむきに一途に取り組むという意味までは含まれていません。また、「誠実」は人柄の評価に用いられるのに対し、「真摯」はその人の態度や行動の様子を表します。

「誠実謹慎」は「誠実」と「言動を控え、慎み深いこと」という意味の「謹慎」が組み合わさった四字熟語です。他にも「誠実で親切であること」という意味の「温厚篤実」という四字熟語も「誠実」の類義語として挙げられるでしょう。

 

上記以外には、「真面目」「忠誠」「律儀」「質実」などが類義語としてあります。

「誠実」の対義語

「誠実」には以下のような対義語があります。

  • 不実:誠意に欠けていること
  • 不誠実:誠実ではないこと
  • 不真面目:真面目ではないこと
  • 軽薄:言葉や態度が軽々しいこと
  • 軽佻(けいちょう):考えが浅く、調子に乗って行動すること

「誠実」の英語訳

「誠実」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • sincere
    (嘘偽りのないこと)
  • honest
    (正直であること)
  • faith
    (信頼・信用)

“sincere”は「誠実な」という意味の形容詞です。「誠実な人」は”sincere person”と表現します。

名詞の”faith”を使って「誠実に〇〇する」と表現する場合は、”〇〇 in good faith”になります。

まとめ

以上、この記事では「誠実」について解説しました。

読み方誠実(せいじつ)
意味嘘偽りなく、人や物事に対して真心があること
語源「偽りのない心」「中身があること」という意味の漢字から
類義語忠実、真摯、至誠など
対義語不実、不誠実、不真面目など
英語訳sincere, honest, faith など

「誠実」な人でいるためには、「誠実」の意味をきちんと理解しておく必要があります。この機会に正しい使い方をマスターしましょう。