「先日(せんじつ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「先日(せんじつ)」です。

言葉の意味・使い方・つく言葉・使わない言葉・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「先日」の意味をスッキリ理解!

先日(せんじつ):近い過去のある日

「先日」の意味を詳しく

「先日」は、近い過去のある日という意味です。

「先日」が示す範囲に明確な定義はありませんが、だいたい2日前~1ヶ月前の間であれば用いることができます。

ただ、人によっては1ヶ月より前を指すこともあるので注意しましょう。

「先日」の使い方

  1. 先日は弊社までわざわざお越しいただき、ありがとうございました。
  2. 先日ご連絡した件について、ご検討いただけましたでしょうか。
  3. 彼とは先日会ったばかりだ。

「先日」はメールなどの文書においても、口頭でも使うことができます。

「先日」を使う際には、具体的な内容も伝えるようにしましょう。

「先日」は特定の期間を示す言葉ではないので、「先日はありがとうございました」とだけ伝えられても何に対して感謝を示しているのかわかりにくい場合が存在します。

相手にも何について話しているのか伝わるように、具体的な内容とともに「先日」を使うとより親切であると考えられます。

「先日」がつく言葉

「先日」がつく言葉には以下のようなものがあります。

  • つい先日
  • 先日来(せんじつらい)

それぞれの言葉の意味について詳しく見ていきましょう。

つい先日

「つい先日」は、数日前までなどの比較的近い過去の日を表すのに使います。

「先日」の範囲を狭くした表現です。

先日来

「先日来」は、近い過去のある日から今日までの間の全てのことを表します。

「先日来、体の調子が良いです」と言った場合には、話し相手と会った日から今日まで体の調子が良いという意味になります。

「先日」を使わない場合

「先日」はだいたい2日前~1ヶ月前程度の範囲を表しますが、以下の場合には「先日」は使いません。

  1. 「1日前」を表したい場合
  2. 具体的な日にちがわかる場合

それぞれの場合について詳しく見ていきましょう。

「先日」を使えない場合①:「1日前」を表したい場合

「1日前」を表したい場合は「先日」を使わないので注意が必要です。

「1日前」のことを表したい時には「昨日」を使うと良いでしょう。

ちなみに、「昨日」はカジュアルな場面では「きのう」と読みますが、ビジネスシーンでは「昨日」と読みます。

「先日」を使えない場合②:具体的な日にちがわかる場合

具体的な日にちをすぐに思い出せる場合は、「先日」を用いるのはあまり適切ではありません。

もちろん2日前~1ヶ月前の間であれば使っても問題ないのですが、具体的な日付を書いたほうが良いでしょう。

「先日」と書くと、「それっていつの話?」と思われてしまう可能性があるからです。

「先日」の語源

「先日」を構成する漢字には以下のような意味があります。

  • :時間的にある基準点よりも前のこと
  • :日付のこと

過ぎ去ったある日という意味を表すために、「先日」という言葉が生じたとされます。

「先日」の類義語

「先日」には以下のような類義語があります。

  • 先般(せんぱん):近い過去のある出来事
  • 先頃(さきごろ):近い過去の出来事
  • 過日(かじつ):過ぎ去った日々すべて
  • かつて:遠い昔
  • この間:特定することができない何日か前のこと
  • この前:現在の近い過去
  • 先だって:さきごろ
  • 先度(せんど):さきごろのこと
  • 昨今(さっこん):現在に近い過去から現在までのこと
  • 以前(いぜん):その時より前のこと

上記の熟語は、すべて期間が特定されていない過去のことを表す点で、「先日」の類義語として挙げられます。

期間を具体的に指定して過去のことを表す時には以下のような言葉を用いることができます。

  • 前日(ぜんじつ):当日の前の日
  • 昨日(さきじつ):当日の前の日
  • 一昨日(おととい):今日より2日前の日
  • 先月(せんげつ):今月のすぐ前の月
  • 先々月(せんせんげつ):今月の2つ前の月
  • 四半期前(しはんきまえ):3ヶ月前
  • 半年前(はんとしまえ):6ヶ月前
  • 昨年(さくねん):1つ前の年
  • 一昨年(いっさくねん):2つ前の年

「先日」と「先般」「先ごろ」の違い

「先般」「先頃」は「近い過去のある出来事」という意味です。

「先日」と「先般」「先頃」には以下のような違いがあります。

  • 先日:近い過去の日のことを表す
  • 先般・先頃:近い過去の出来事そのものを指す

「先日」が「日付」に重点を置いているのに対して、「先般」「先頃」は「出来事」に重点を置いているのです。

「先日」と「過日」の違い

「過日」は「遠い過去まで含めた過去」という意味です。

「先日」と「過日」には以下のような違いがあります。

  • 先日:1ヶ月程度前までの過去を表す
  • 過日:遠い過去まで含めた過去を表す

「過日」のほうが広い範囲の過去を表せるのです。

「先日」と「かつて」の違い

「かつて」は「遠い昔」という意味です。

「先日」と「かつて」には以下のような違いがあります。

  • 先日:1ヶ月程度前までの過去を表す
  • かつて:遠い過去を表す

「先日」が近い過去を表すのに対して、「かつて」は遠い過去を表すのです。

どう使い分ける?「先般」「先日」「過日」の違い

2018年7月4日

「先日」の対義語

「先日」には以下のような対義語があります。

  • 後日:これから先。今後。

「先日」の英語訳

「先日」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • the other day
    (この間)
  • not long ago
    (つい先ほど)
  • a while ago
    (少し前に)
  • just a few minutes ago
    (つい先ほど)

“the other day” も「先日」と同じく、具体的な期間は定義されていません。

「先日はありがとうございました」は “Thank you for the other day” と表現します。

以下が例文です。

例文
Thank you for your help the other day.
(先日は大変お世話になりました。)

まとめ

以上、この記事では「先日」について解説しました。

読み方「先日」(せんじつ)
意味近い過去のある日
語源「基準点よりも前のこと」を意味する漢字から
類義語先般、過日、先頃など
対義語後日など
英語訳the other dayなど

「先日」はビジネスシーンにおけるメールや会話で、話の切り出しに使うことができるとても便利な熟語です。

ぜひ活用できるようにしましょう。