「昨今(さっこん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「昨今(さっこん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「昨今」の意味をスッキリ理解!

昨今(さっこん):きょうこのごろ・ちかごろ

「昨今」の意味を詳しく

「昨今」とは、「きょうこのごろ・ちかごろ」を意味する言葉です。

「さくいま」などと読み方を間違いやすいですが、「さっこん」と読みます。

 

現在に近い過去から現在までを含めて、漠然とした期間を表す言葉であるため、正確にいつからいつまでと決まっているわけではありません。

文脈によって「昨今」がどれほどの期間であるかを読み取る必要があります。

たとえば、「昨今は忙しい日々を送っている」という文の「昨今」は約1ヶ月程度を指し、「昨今の医療技術の進歩はめざましい」という文ではだいたい数年程度と見積もることができます。

自分や家族の話など、個人レベルの話題なら数ヶ月程度、国や人についてなど、それより大きなレベルの話題なら数年程度と考えてもよいでしょう。

 

「昨今」は少し堅い表現であるため、主にスピーチや文章を書く際に用いられます。友人との会話などでは「この頃は」「最近は」などといった言葉を使う方が無難です。

「昨今」の正しい意味や使い方を理解し、場面や文脈に応じて使い分けることが大切です。

「昨今」の使い方

  1. 昨今の若者はSNSに依存しすぎている。
  2. 昨今の国際情勢は極めて不安定である。
  3. 昨今の日本では、学生の学力低下が問題となっている。

上記の例文のように、「昨今の○○」という表現がよく用いられます。個人的なレベルの話ではない限り、「このところ数年」という意味でとらえることができます。

「昨今」の類義語

「昨今」には以下のような類義語があります。

  • 今日(こんにち):このごろ、現代
  • 近年(きんねん):最近の数年
  • このところ:ちかごろ、最近
  • 最近(さいきん):現在にかなり近い過去のあるとき
  • 以前(いぜん):現在からみて近い過去

「今日(こんにち)」は、「今の時代・現在」という意味であり、「昨今」よりも少々広い期間を指すイメージを与えます。

たとえば、「今日の世界情勢」というと「今の時代の」というニュアンス、「昨今の世界情勢」というと「この頃の世界情勢」というニュアンスになります。

また、「近年」は「最近の数年」という意味であり、近い過去数年間のことを指します。過去2、3年のことを言及する際は、「昨今」を使うより「近年」と使った方がわかりやすい場合もあります。

「昨今」の英語訳

「昨今」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • recently
    (最近)
  • lately
    (近頃)
  • these days
    (このところ)
(例)
Recently, prices of commodities are very high.
(昨今の物価は非常に高い)

まとめ

以上、この記事では「昨今」について解説しました。

読み方昨今(さっこん)
意味きょうこのごろ・ちかごろ
類義語今日、近年、このところ、最近、以前 など
英語訳recently(最近)
lately(近頃)
these days(このところ)

「昨今」は、現在に近い過去から現在までの期間を漠然と表す言葉であることがわかりました。

「さくいま」などと読み間違えやすいですが、「さっこん」と読むので注意が必要です。

いつからいつまで、という定義がないため、文脈によって、「昨今」が実際どれくらいの期間であるかは自分の判断で読み取らなくてはいけません。

また、「昨今」は少々堅い表現であり、主にスピーチやプレゼンテーションをする際や、文章を書く際に用いられる言葉です。友人との会話など日常会話では、「最近」「このごろ」などの言葉に変える方が自然でしょう。