「センチメンタル」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「センチメンタル」です。

「センチメンタル」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

「センチメンタル」の意味をスッキリ理解!

センチメンタル(sentimental):感傷的になりやすいこと・気持ちや心や弱い様子

「センチメンタル」の意味を詳しく

「センチメンタル」は、精神的に弱く傷つきやすい様子・気持ちが不安定で感情に影響されやすい状態を指します。

単なる悲しい気持ちではなく「心が弱って感傷的になること」を表しています。現代の若者言葉である「メンブレ」と似た意味を持っています。

「センチメンタル」は「考え方やものごとへの捉え方がネガティブである」という意味合いでは使用しません。「気持ちだけが感傷的になっている様子」を指す場合のみ使用しましょう。

「センチメンタル」を使った熟語表現

「センチメンタル」を使用した熟語表現には、以下のような言葉があります。ただし、これらの言葉が使われることはあまり多くありません。

  1. センチメンタリズム(sentimentalism):「感情主義」と呼ばれ、感傷におぼれる心理的傾向や態度。
  2. センチメンタリスト(sentimentalist):すぐ感傷的になる人、涙もろい人。

「センチメンタル」の使い方

  1. 失恋したせいでセンチメンタルになっている。

①は、「失恋をして心が弱っている様子」を表しています。人は大切なものを失った場面で、心や気持ちが弱り、傷つきやすくなります。その状態を「センチメンタル」と表現します。

「センチメンタル」の語源

センチメンタルの語源はラテン語の “sentire(感じる)” が語源です。18世紀にイギリス人小説家のローレンス・スターンが、1768年に出版した代表作「センチメンタル・ジャーニー」も由来の1つとなっています。

「センチメンタル・ジャーニー」は、これまでの書物とは少し異なり、人々の心や感傷をリアルに表現しています。そこから「センチメンタル」という言葉が広まるようになりました。

「センチメンタル」の類義語

センチメンタルには以下のような類義語があります。

  • おセンチ:感傷的・情緒的・涙もろいこと
  • 豆腐メンタル:豆腐のようにやわらかく崩れやすい、脆く弱い精神や心
  • ガラスのハート:脆く傷つきやすい心、ちょっとしたことで機嫌や心証が損なわれてしまうような気難しさ
  • メンブレ:精神的に参ったり、大いに落ち込んだりする状況

①は、「センチメンタル」を略し、尊敬の意を表す接頭語「御(お)」をつけて成り立った熟語です。「感傷的で涙もろい様子」を意味しています。 昭和初期の女学生が使ったのが始まりとされていて、1970年代後半辺りから、世の中に広く普及しました。

②の「豆腐メンタル」は、読んで字のごとく「豆腐のようにやわらかく崩れやすい弱い精神や心」を指します。豆腐本来の柔らかさから、少しのことでダメージを受けたり、精神面が非常に弱いことを指す熟語として誕生しました。

③の「ガラスのハート」は、「人間の傷つきやすい心」と「割れやすいガラス」を組み合わせた熟語です。「すぐに壊れてしまいそうな心(ハート)」という意味を持っています。

④の「メンブレ」は、精神が壊れるという意味の「メンタルブレイク」の略で「精神的につらい状況」を表しています。 新しい若者言葉として高校生や大学生のなかで頻繁に使用されています。

まとめ

以上、この記事では「センチメンタル」について解説しました。

英語表記センチメンタル(sentimental)
意味感傷的になりやすいこと・気持ちや心や弱いさま
語源ラテン語の “sentire(感じる)” から
類義語おセンチ、豆腐メンタル、ガラスのハート、メンブレ

「センチメンタル」は、心が弱って傷つきやすくなっている状態を表した熟語です。私たちが生きている中で「センチメンタル」な感情になることは少なくありません。

多くの言い換え表現も存在しているため、その場の状況や話す人によって使い分けていくことが大切です。