今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ナーバス」です。
「ナーバス」の意味、使い方、語源、類義語、「ナイーブ」との違いについて分かりやすく解説します。
☆「ナーバス」をざっくり言うと……
英語表記 | ナーバス(nervous) |
---|---|
意味 | 神経質なこと |
語源 | neuron |
類義語 | ヒステリック:異常に興奮していること センシティブ:傷つきやすいこと デリケート:繊細なこと 神経質:細かいことまで気になる性格のこと 繊細:ささいなことに傷つきやすいこと |
「ナーバス」とは?
ナーバス(nervous):神経質なこと
「ナーバス」の意味を詳しく
「ナーバス」とは、神経質なことです。
周りの状況に対して敏感になっていることを表します。そのため、以下のような状態が「ナーバス」だと言えます。
- 落ち込んでいる状態
- いらいらいしやすい状態
- おびえている状態
- 怖がっている状態
そして、ナーバスな人の特徴は以下のとおりです。
- 完璧主義で、どんなことでも手を抜かない
- 他人からの評価が気になる
- できることとできないことの区別ができない
ただ、このような特徴を持っていなくても、人は状況によって「ナーバス」な状態になってしまいます。
「ナーバス」になった時には運動するのが効果的だと言われています。運動することで気分がスッキリして、「ナーバス」な状態を脱出できるのです。
「ナーバス」の使い方
- 彼は意外とナーバスな部分があるようだ。
- 彼女から「ナーバスな状態だから話しかけないで」と言われた。
- ナーバスな人の扱い方に悩む。
「ナーバス」の語源
ナーバスの語源はラテン語のneuronです。
neuronは「腱」という意味の言葉です。これが「神経」という意味でも使われるようになり、やがて「神経質な」という意味でも用いられるようになりました。
neuronが英語のnervousに変化し、これが「ナーバス」というカタカナ語になったのです。
英語のnervousとカタカナ語の「ナーバス」に意味の違いはありません。
「ナーバス」の類義語
ナーバスには以下のような類義語があります。
「ナーバス」と「ナイーブ」の違い
「ナーバス」とナイーブは似た響きの言葉ですが、意味は異なります。それぞれの意味は以下のとおりです。
- ナーバス:神経質なこと
- ナイーブ:純粋で無垢なこと
ナイーブは「純粋で傷つきやすい」という意味も含んでいるので、意味が完全に違うというわけではありません。ただ、ニュアンスは明確に異なるので注意しましょう。
まとめ
以上、この記事では「ナーバス」について解説しました。
英語表記 | ナーバス(nervous) |
---|---|
意味 | 神経質なこと |
語源 | neuron |
類義語 | ヒステリック:異常に興奮していること センシティブ:傷つきやすいこと デリケート:繊細なこと 神経質:細かいことまで気になる性格のこと 繊細:ささいなことに傷つきやすいこと |
ナイーブは「落ち込んでいる」という意味だと思われがちですが、実は「神経質なこと」という広い意味でした。間違えずに使っていきましょう。