「マジョリティ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「マジョリティ」です。

「マジョリティ」の意味・使い方・「マジョリティ」がつく言葉・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。

「マジョリティ」とは?

マジョリティ(majority):多数派・大部分

「マジョリティ」の意味を詳しく

「マジョリティ」は、多数派・大部分という意味のカタカナ語です。

ある集団の中で、多数を占める人々のことを指すことが多いです。

たとえば、日本では日本人が「マジョリティ」と言えます。

「マジョリティ」が少数の場合もある

上記のように、通常の場合、多数派が「マジョリティ」になるのですが、これには例外があります。

人数では少数派でも、多数派よりも発言力が強く、立場が有利な場合は少数派が「マジョリティ」になります。

たとえば、かつてのアフリカでは少数の白人が多数の黒人を支配していました。

この場合の「マジョリティ」は人数の上では少ない白人です。

「マジョリティ」が注意すべきこと

「マジョリティ」は意識的・もしくは無意識的に少数派である「マイノリティ」に不利な環境を作ってしまう場合が多いので注意が必要です。

たとえば、ふつうのハサミは「マジョリティ」である右利きが使いやすいように作られており、「マイノリティ」である左利きにとっては使いにくくなっています。

「マジョリティ」と「マイノリティ」の間でできるだけ差が生まれないような環境を作っていくのが重要と言えます。

「マジョリティ」の使い方

「マジョリティ」は以下のような例文で使えます。

  1. 民族問題に有利なのは、マジョリティを占める民族だ。
  2. マジョリティは、この意見に対して反対しなかった。
  3. マジョリティが満足するようなサービスを開発しなければならない。

「マジョリティ」は、政治などの話題で使用されます。

特に人数が重要なポイントになる時、「マジョリティ」を使うことが多いです。

「マジョリティ」がつく言葉

「マジョリティ」がつく言葉としては以下のようなものが挙げられます。

  • サイレントマジョリティ
  • アーリーマジョリティ
  • レイトマジョリティ
  • マジョリティ・オブ・マイノリティ

それぞれの言葉の意味について詳しく見ていきましょう。

サイレントマジョリティ

「サイレントマジョリティ」は、発言することを控えた多くの人々という意味です。

「サイレントマジョリティ」という言葉が多用されるのは、やはり政治です。

 

「サイレントマジョリティ」を具体的に言えば、ある物事に対して意見を言わない人々です。

たとえば、「憲法を変える」という議題があった時に、無関心であったり、どちらでもよかったりする人々のことです。

しかしながら、彼らの多くは、多数派に留まりたいと考えています。

 

これには、先ほども説明した通り、「マジョリティ」にはメリットがあるからです。

大多数側だと何かと恩恵を受けることができます。また、「人と違っている」と見られることもありません。

「サイレントマジョリティー」とは?意味と使い方を例文付きで解説

2019年9月30日

アーリーマジョリティ

「アーリーマジョリティ」とは、新しい商品やサービスに対して関心が高い層のことです。

イノベーター理論という、新たな商品やサービスが世の中に浸透していく過程を示した理論の5つのグループのうちひとつです。

イノベーター理論の5つのグループ
  1. イノベーター:技術に革新を起こす人
  2. アーリーアダプター:新商品・サービスをいち早く取り入れる層
  3. アーリーマジョリティ:新たな商品やサービスへの関心が高い層
  4. レイトマジョリティ:新たな商品やサービスへの関心が低い層
  5. ラガード:新たな商品やサービスが一般的になってから取り入れたり、最後まで取り入れない層

レイトマジョリティ

「レイトマジョリティ」とは、新しい商品やサービスに対して関心が低い層のことです。

イノベーター理論という、新たな商品やサービスが世の中に浸透していく過程を示した理論の5つのグループのうちひとつです。

イノベーター理論の5つのグループ
  1. イノベーター:技術に革新を起こす人
  2. アーリーアダプター:新商品・サービスをいち早く取り入れる層
  3. アーリーマジョリティ:新たな商品やサービスへの関心が高い層
  4. レイトマジョリティ:新たな商品やサービスへの関心が低い層
  5. ラガード:新たな商品やサービスが一般的になってから取り入れたり、最後まで取り入れない層

マジョリティ・オブ・マイノリティ

「マジョリティ・オブ・マイノリティ」とは、少数派の中の過半数のことです。

M&Aの用語で、大株主を除いた少数株主の中の過半数のことを指します。

少数株主の利益が損なわれる可能性がある取引の場合、「マジョリティ・オブ・マイノリティ」の賛成が必要な場合があります。

「マジョリティ」の語源

「マジョリティ」の語源は、英語の “majority” です。

“majority” には以下のような意味があります。

“majority” の意味
  • 大部分・大多数
  • 成年
  • 海兵隊

カタカナ語の「マジョリティ」よりも意味が広いことがわかります。

“majority” は数えることができる名詞なので、複数形は “majorities” と表すこともできます。

「マジョリティ」の類義語

「マジョリティ」には以下のような類義語があります。

  • メインストリーム:王道
  • メジャー:主流な
  • 主流派:主流となる一群
  • 多数派:属する人数が多い派

「マジョリティ」と「メインストリーム」の違い

「マジョリティ」と「メインストリーム」には以下のような違いがあります。

  • マジョリティ:多数派の人々のこと
  • メインストリーム:物事に対して一般的な見方や考え方のこと

「マジョリティ」は人々のことを指しますが、「メインストリーム」は「見方・考え方」のことを指すのです。

ただ、「一般的な見方や考え方」は「多数派の見方や考え方」のことなので、「マジョリティ」は「メインストリーム」なことが多いです。

「マジョリティ」と「メジャー」の違い

「マジョリティ」と「メジャー」には以下のような違いがあります。

  • マジョリティ:多数派
  • メジャー:主流な

「メジャー」は「マジョリティ」よりも、「主流」であるというニュアンスが強く、人々のことを指すことはあまりありません。

「マジョリティ」は確かに「主流」という意味を表すこともあるのですが、「多数派の人々」というニュアンスが強い言葉です。

また、「マジョリティ」は「少数派を虐げる」という否定的なニュアンスが含まれる場合があります。

一方、「メジャー」に否定的なニュアンスはありません。

「マジョリティ」の対義語

「マジョリティ」には以下のような対義語があります。

まとめ

以上、この記事では「マジョリティ」について解説しました。

英語表記マジョリティ(majority)
意味大部分
語源英語の “majority”
類義語メインストリーム、サイレントマジョリティなど
対義語マイノリティ

「マジョリティ」は、最近よく使用される単語です。

こうした背景には、少数派が力を持ってきたという事実があります。

つまり、少数派が注目されることで、その反対である「マジョリティ」にも注目が集まるようになったのです。

 

「マジョリティ」はニュースや新聞では何度も出てくる単語です。

ぜひ、この記事で「マジョリティ」の意味や使い方を覚えて、実生活で使いこなせるようになりましょう。