今回ご紹介する言葉は、熟語の「共催(きょうさい)」です。
言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「共催」をざっくり言うと……
読み方 | 共催(きょうさい) |
---|---|
意味 | 複数の団体が共同で催しを行うこと。 |
類義語 | 提携、共同、協同など |
対義語 | 主催、後援 |
英語訳 | be jointly organized by~(〜によって共同で催される) |
「共催」の意味をスッキリ理解!
共催(きょうさい):複数の団体が共同で催しを行うこと。
「共催」の意味を詳しく
共催とは、2つ以上の団体が共同で 1つのイベントなどの催しを行うことを意味します。
「共催」の場合は、参加する団体各々が主体となります。それぞれが共同して、イベントの企画立案や企画の運営を行います。主催者が複数いるというイメージをするとわかりやすいでしょう。
「共催」の使い方
- 陸上記録会は、近隣にある中学校と小学校が共催して行う。
- 大手予備校と大学が共催して行う模試を受験した。
- この地域では、近所の神社が共催してお祭りをする伝統がある。
①では中学校と小学校、②では予備校と大学、そして③では近所の神社が主体となってイベントを共催しています。
「共催」の類義語
「共催」には以下のような類義語があります。
- 提携(ていけい):一つのことを行うために、複数の人や団体がつながりを持つこと
- 共同(きょうどう):複数の人や団体が、同じ目的のために同じ条件・資格を持って関わること
- 協同(きょうどう):複数の人または団体が、力を合わせて物事を行うこと
- 協力(きょうりょく):力を合わせてことに当たること
- 協賛(きょうさん):事業や催しの趣旨に賛成し、協力すること
「協力」は、資金の拠出がメインではなく、物品や場所などを提供することを主とします。
一方、「協賛」は、イベントを開催するために、お金、そしてサービスやものを支援することを言います。
「共催」の対義語
「共催」には以下のような対義語があります。
「共催」と「主催」は、主だってイベントを催すか、共同でイベントを催すかという点で対義語になります。
「共催」と「後援」は、イベントを開催する側か、イベントの開催を支援する側かという点で対義語と言えます。
「後援」は、主に公共機関や新聞社などの公共性の高い団体によって行われ、イベントの社会的信頼を高めることを目的とします。
「共催」の英語訳
「共催」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- co-sponsored by~
(〜と共同で開催する) - be jointly organized by~
(〜によって共同で催される) - cohost
(共同開催者)
まとめ
以上、この記事では「共催」について解説しました。
読み方 | 共催(きょうさい) |
---|---|
意味 | 複数の団体が共同で催しを行うこと。 |
類義語 | 提携、共同、協同など |
対義語 | 主催、後援 |
英語訳 | be jointly organized by~(〜によって共同で催される) |
「共催」は、似ている意味を持つ熟語が多くあります。
イベントへの関わり方を考慮して、「後援」「協賛」などと区別して覚えるようにしましょう。