「空虚(くうきょ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「空虚(くうきょ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「空虚」の意味をスッキリ理解!

空虚(くうきょ):心が空になったような感覚、何もない状態

「空虚」の意味を詳しく

「空虚」とは、心が空になったような虚しい状態、物理的に何もない状態を表す言葉です。

  • 物に対する意味
    中身を食べてしまった後の袋・箱や、宅配で届いた品物を出した後の段ボールなど「何もない」状態を表します。
  • 心情的な意味
    大事な人や可愛がっていたペットなどを亡くしたとき、大好きだった恋人と別れたとき、など心情的に「空しい感覚」を表しています。
また、「空虚」には、「その内容に価値がない」というニュアンスもあります。

たとえば、なにもやる気が起きず、一日中ソファーに寝そべって観てもいないテレビをつけたままにし、何も考えない毎日を送っている。このような状況に対し、「なんて空虚な人生なのだろう」と心情を表現することができます。

「空虚」の使い方

  1. 壮絶な受験勉強を終え、空虚感を覚える。
  2. 仕事ばかりの人生が、ふと空虚に感じた。
  3. 人気のないイベント会場は実に空虚だった。

①、②の例文は「心情的に空しく感じる」という意味で「空虚」が使われています。受験勉強や、仕事を終え、ふと空しさを覚えたという例文です。

一方、③の例文の意味は「物理的に何もない状態」という意味で「空虚」が使われています。また、単に「何もない」と言うのではなく、あえて「空虚」という言葉を使うことによって、「寂寥感」や「物寂しい」やというニュアンスを表現しています。

「空虚」には「空虚感」という表現で、ある程度決まった言い回しがあります。

「空虚」のさまざまな言い回し
  • 空虚感に苛まれる
  • 空虚感に襲われる
  • 空虚感を埋める
  • 空虚感を覚える
  • 空虚感を抱く
  • 空虚感がある

「空虚感」は日常会話でもよく使われるため、覚えおくといいでしょう。

「空虚」の類義語

「空虚」には以下のような類義語があります。

  • 喪失感:大切な物など何かを失ったときの悲痛な感覚
  • 寂寥感:侘しい気持ち
  • 虚無感:何もなく空しい感情
  • がらんどう:中に何も入っていない、誰もいないさま
  • 皆無:少しもないこと、全く

「喪失感」「寂寥感」「虚無感」は「空虚」の「空しい感覚」という意味に近い言葉と言えます。一方で、「がらんどう」「皆無」は「空虚」の「物理的に何もない状態」といった意味に近い言葉です。

また「空虚」と「虚無」は、よく混同して使われています。「虚無」は、虚しい気持ちを表すという点は「空虚」と似ており、言い変えても問題ない場面も多いでしょう。

しかし、「空虚」には、1つのものが欠けてしまったという意味合いがある一方で、「虚無」は「何もかも」「全て」と周囲に広く関わるイメージの言葉です。日常的に使う場合は「空虚」、より広い意味を表したい場合には「虚無」と使い分けるとよいでしょう。

「虚無」についてより深く知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

「空虚」の英語訳

「空虚」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • empty
    (空虚な、からっぽ)
  • vacant
    (空虚な)

単純に「何もない」を表す場合には、 “empty” を用いるのが無難です。一方で、より繊細に「空虚」を表現したい場合には、 “vacant” を用いて、 “vacant expression(空虚な表情)” などのように表現するといいでしょう。

まとめ

以上、この記事では「空虚」について解説しました。

読み方空虚(くうきょ)
意味心が空になったような感覚、何もない状態
類義語喪失感、虚無感、皆無など
英語訳empty(空虚な、からっぽ)

「空虚」は日常会話でもよく使われますが、意味が分かりにくい言葉でもあります。「空虚感」など、決まった言い回しに注意しつつ、場面に応じて使い分けられるようにしましょう。