四字熟語「空空漠漠(くうくうばくばく)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「空空漠漠(くうくうばくばく)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「空空漠漠」の意味をスッキリ理解!

空空漠漠(くうくうばくばく):果てしなく広い様子。また、掴み所がない様子。

「空空漠漠」の意味を詳しく

空空漠漠は、「果てしなく広い様子」と「掴み所がない様子」を意味する四字熟語です。この四字熟語は、仏教用語から構成されています。

仏教において「空」は、実態がないということを意味します。また「漠」は、広大で遥かである様子を指しています。これらが合わさってできる仏教用語が「空漠(くうばく)」です。これは、何もなく果てしない様子や、ぼんやりしていて要点が不明確さまを示します。

空空漠漠は、この「空漠」という仏教語を一文字ずつに分けて繰り返すことで、その意味を強調している四字熟語なのです。「空々漠々」と表記されることもあります。

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「空空漠漠」の使い方

  1. 祖父母が住む田舎の空空漠漠とした夜空は、都会では見られないものだ。
  2. 今考えてみれば、彼女は空空漠漠として私の話を聞いていない様子だった。
  3. 空空漠漠たる思いを抱え、どうしたものか困っている。

①の例文は「果てしなく広い様子」の意味で空空漠漠が用いられています。②と③の例文における空空漠漠の意味は、「掴み所がない様子」です。

「空空漠漠」の類義語

空空漠漠には以下のような類義語があります。

  • 広大無辺(こうだいむへん):限りなく広いさま。
  • 曖昧模糊(あいまいもこ):ぼんやりしていて、はっきりしない様子。
  • 有耶無耶(うやむや):あいまいな様子。
  • 雲煙模糊(うんえんもこ):ぼんやりとはっきりしない様子。
  • 五里霧中(ごりむちゅう):物事の判断がつかない様子。
  • 渾渾沌沌(こんこんとんとん):物事の区別がはっきりつかないさま。

「広大無辺」は、空空漠漠の一つ目の意味である「果てしなく広い様子」に対応する類義語です。そのほかの四字熟語は全て、二つ目の「掴み所がない様子」に対応した類義語となっています。

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「空空漠漠」の対義語

空空漠漠には以下のような対義語があります。

  • 一目瞭然(いちもくりょうぜん):ひと目見てはっきり分かること。
  • 明明白白(めいめいはくはく):非常にはっきりしている様子。

どちらも、空空漠漠の二つ目の意味である「掴み所がない様子」と正反対の様子を表します。

「空空漠漠」の英語訳

空空漠漠を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • vast
    (非常に広い)
  • boundless
    (莫大な)
  • empty
    (うつろな)
  • vague
    (あいまいな)

“vast”と“boundless”は「果てしなく広い様子」を表し、“empty”と“vague”は「掴み所がない様子」を表しています。

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まとめ

以上、この記事では「空空漠漠」について解説しました。

読み方 空空漠漠(くうくうばくばく)
意味 果てしなく広い様子。また、掴み所がない様子。
類義語 広大無辺、曖昧模糊、有耶無耶など
対義語 一目瞭然、明明白白
英語訳 vast(非常に広い)など

仏教の言葉に由来を持つ「空空漠漠」は、生活のなかではあまり使われません。意味が二つあることに注意して、しっかり覚えるようにしましょう。

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