仏教用語「広大無辺」の意味とは?使い方から類語や英語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「広大無辺(こうだいむへん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「広大無辺」をざっくり言うと……

読み方広大無辺(こうだいむへん)
意味限りなく大きく広がっているさま。
類義語広大無量(こうだいむりょう)、深遠博大(しんえんはくだい)、深厚博大(しんこうはくだい)など
英語訳infinite(無限の、果てしない),boundless(無限の、限りない),unbounded(際限のない),limitless(限りない)

「広大無辺」の意味をスッキリ理解!

広大無辺(こうだいむへん):限りなく大きく広がっているさま。

「広大無辺」の意味を詳しく

「広大無辺」は「広大」と「無辺」という2つの単語から構成されています。

「広大」は、「広(い)」と「大(きい)」という2つの漢字から成り立っています。そのまま「広くて大きい」ことを意味する単語です。「広」は「宏」「洪」とも書くことができます。

「無辺」は、「辺が無い」と訓読することができます。「辺」とは、「物のはし」や「国のはて」を意味する漢字です。つまり、「無辺」は「端がない」、「限りない」ことを表します。

 

したがって「広大無辺」は、広くて大きく限りないことを意味します。

「広大無辺」の使い方

  1. 日本と比べて、アメリカの土地は広大無辺で、どこまでも続いているように感じる。
  2. 子供のころは、小さな町の公園でも広大無辺であるように感じられたものだ。
  3. 宇宙は今なお膨張し続けており、まさしく広大無辺であると言えるだろう。
  4. 私の未来は、広大無辺で可能性に溢れている。
  5. 初めて訪れたアフリカ大陸では、広大無辺な自然に圧倒されてしまった。

「広大無辺」の類義語

広大無辺には以下のような類義語があります。

  • 広大無量(こうだいむりょう):果てしなく広く、大きいこと。
  • 深遠博大(しんえんはくだい):果てしなく深く、広く、大きいこと。
  • 深厚博大(しんこうはくだい):深く厚みがあって、広く大きいこと。

「広大無辺」の英語訳

広大無辺を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • infinite
    (無限の、果てしない)
  • boundless
    (無限の、限りない)
  • unbounded
    (際限のない)
  • limitless
    (限りない)

「限りない、果てしない」という意味の形容詞が英語訳となります。

まとめ

以上、この記事では「広大無辺」について解説しました。

読み方広大無辺(こうだいむへん)
意味限りなく大きく広がっているさま。
類義語広大無量(こうだいむりょう)、深遠博大(しんえんはくだい)、深厚博大(しんこうはくだい)など
英語訳infinite(無限の、果てしない),boundless(無限の、限りない),unbounded(際限のない),limitless(限りない)

「広大無辺」だと思われていた地球の土地も、人口の増加により、狭く感じられるようになってきています。

宇宙には、まだまだ「広大無辺」な空間が広がっています。人類が地球を飛び出し、宇宙の「広大無辺」なフロンティアを切り開いていく日はいつになるのでしょうか。