「惹起(じゃっき)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「惹起(じゃっき)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「惹起(じゃっき)」の意味をスッキリ理解!

惹起(じゃっき):事件や問題を引き起こすこと

特殊な読み方をする言葉です。読み間違えないように注意しましょう。

「惹起(じゃっき)」の意味を詳しく

「惹起(じゃっき)」とは、事件や問題を引き起こすことです。

事件や犯罪、戦争など悪いことが起こった時に使う場合がほとんどで、基本的には良いことが起こったときには使わないので注意しましょう。

【医療分野】「惹起」の意味

医学分野においては、特に、病気や炎症を引き起こすことを「惹起」と言います。

「炎症を惹起する」「薬剤惹起性の病気」などの言い回しをします。

「惹起(じゃっき)」の使い方

  1. ささいなひとことが家庭内の対立を惹起した。
  2. 交渉の決裂から戦争が惹起した。
  3. 偏った食生活により、病気が惹起した。

①の例文は、家庭内で対立が発生することを表す例文です。小さなスケールの話題であっても「惹起」は使うことができます。

②の例文は、交渉の決裂から戦争が始まったことを表す例文です。

③の例文は、体内の問題に関する例文です。人同士の問題でなくても「惹起」を使うことはあります。

「惹起(じゃっき)」の語源

「惹起(じゃっき)」は、用いられる漢字に注目することで、語源から意味を理解することができます。

「惹起」を構成する漢字はそれぞれ以下の通りです。

「惹起」の漢字の意味
  • :ひきおこす
  • :起こす

この2つの漢字を組み合わせて、「惹起」は「事件や問題を引き起こすこと」という意味になるのです。

「惹起(じゃっき)」の類義語

「惹起(じゃっき)」には以下のような類義語があります。

  • 誘発:ある事柄が原因となって、他の事柄を引き起こすこと
  • 誘起:刺激して発生させること
  • 激発:事件や感情がとどめがたい勢いで起こること
  • 勃発:急に事件が発生すること

「誘」や「発」といった漢字が共通して使われています。「誘」は「引き起こす」という意味を、「発」は「起こる」という意味を持つ漢字です。

それぞれの表現の微妙なニュアンスの違いを押さえて、状況に応じた表現を使用しましょう。

「惹起(じゃっき)」の対義語

「惹起(じゃっき)」には以下のような対義語があります。

「惹起」の対義語には、物事が終了することを意味する言葉が挙げられます。こちらも状況に応じてさまざまな表現ができます。上手に使い分けることで、表現が豊かになります。

「惹起(じゃっき)」の英語訳

「惹起(じゃっき)」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • cause
    (引き起こす)
  • bring about
    (もたらす)
  • give rise to
    (生じさせる)

“bring about”  と “give rise to” は単語が結びついて出来たイディオムです。どちらも、よく使われる動詞とよく使われる前置詞が結びついた語のため、暗記する際は他の表現との混同に注意する必要があります。

まとめ

以上、この記事では「惹起(じゃっき)」について解説しました。

読み方惹起(じゃっき)
意味事件や問題を引き起こすこと
語源「惹」(ひきおこす) + 「起」(起こす)
類義語誘発、誘起、激発、勃発など
対義語終焉(しゅうえん)、終息、頓挫(とんざ)、大詰めなど
英語訳cause、bring about、give rise to

「惹起」は字面から想像のつきにくい読み方をする言葉です。日常会話ではあまり使わないかもしれませんが、新聞やニュース番組では頻繁に使われる言葉なので、しっかり意味を理解しておくと情報収集に役立ちます。