「意思(いし)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「意思(いし)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「意思」の意味をスッキリ理解!

意思(いし):そうしたいと思う気持ち、何かをしたいという考え

「意思」の意味を詳しく

「意思」とは、そうしたいと思う気持ち、何かをしたいという考えです。

簡単に言い換えると、何かをしようとするときの元となる気持ちのことです。

人が何か行動を起こす時に、その人の心の中に浮かぶ気持ちのことを「意思」と言います。ただ漠然と思っていることや、まだまとまっていないけれども頭の中で考えていることを指すので、絶対にしたいという強い気持ちは含まれません。

 

「意思」がつく言葉

「意思」がつく言葉には、以下のようなものがあります。

  • 意思表示
  • 意思決定
  • 意思疎通
  • 意思機関
  • 意思実現
  • 意思通知
  • 意思能力
  • 意思主義

「意思表示」

「意思表示」は法律用語として使われます。法律上の効果を生む判断において自分の考えを表明することです。「遺産相続の意思表示」「臓器提供意思表示カード」などのように使われています。

「意思決定」

「意思決定」は漠然と考えていることを合理的選択として決定することです。

「意思疎通」

「意思疎通」は、相手と意思が通じることを言います。考えを互いに伝え合って、考えが一致した時に使います。

「意思」の使い方

  1. 彼には彼の意思があるので、勝手に判断するのは良くない。
  2. 自分の意思でここまで来ました。
  3. 子供の意思を尊重するべきだ。
  4. 相手の意思に任せるしかない状況に陥っている。

「意思」は名詞として使われます。以下で「意思」を用いた代表的な言い回しを紹介します。

  • 意思がある/ない
  • 意思が強い/弱い
  • 意思を貫く
  • 意思を汲む/尊重する
  • 意思が通じる

「意思」は有無で表すことができます。自分自身や相手が何かをしたいという考えを持っている場合には「意思がある」、逆に何も考えを抱くことなく周りの状況や他人任せである姿勢は「意思がない」と言います。

「意思」を持っている人の中でも、考えや気持ちにこだわりのある人と、そう思っているけれど、固執するほどではないという人がいます。このような気持ちの幅を強弱で表します。

何かに対して確固たる気持ちを抱いている場合は「意思が強い」「意思を貫く」と表現できます。

また、自分自身の「意思」ではなく、相手の気持ちを察して読み取ってあげることを「意思を汲む」「意思を尊重する」と言います。自分と他人の「意思」が一致した場合には「意思が通じる」と表現します。

「意思」の語源

「意思」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :こころ、気持ち、考え
  • :思っていること、心にうつっている事柄

「意思」は考えや思いを意味する漢字が2つ組み合わさって構成されている言葉です。

「意思」の類義語

「意思」には以下のような類義語があります。

  • 意志:はっきりと決められた意向
  • 所存:考え、意見
  • 主旨:考えの主眼点、もっとも伝えたいところ
  • 意向:どうするつもり、という考え

「意志」と「意思」の違いはよく問われるポイントです。

「意思」は漠然と心に浮かんでいる考えでした。「気持ち」や「思い」を表現しているのが「意思」です。

一方で「意志」は、積極的ではっきりとした明確な意向です。何かをしたい、またはしたくないという「感情」が「意志」には込められています。漢字の成り立ちからしても「こころざし」が含まれていることからわかります。

これで間違えない!「意思」と「意志」の違い|英語での使い分け

「意思」の英語訳

「意思」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • intention(意思)
  • mind(思想)
  • decision(決意)

まとめ

以上、この記事では「意思」について解説しました。

読み方意思(いし)
意味そうしたいと思う気持ち、何かをしたいという考え
語源「気持ち」「思っていること」という意味の漢字から
類義語意思、所存、主旨
英語訳intention. mind, decision

「意思」は日常的に使われる言葉ですが、「意志」との違いを明確に理解して使い分ける事は難しいです。正しい意味をこの機会に覚えましょう。