ことわざ「骨折り損のくたびれ儲け」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「骨折り損のくたびれ儲(もう)け」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「骨折り損のくたびれ儲け」の意味をスッキリ理解!

骨折り損のくたびれ儲(もう)け:苦労をしたが結果が出ず、疲労感だけが残ること

「骨折り損のくたびれ儲け」の意味を詳しく

「骨折り損のくたびれ儲け」は、苦労をしたが結果が出ず、疲労感だけが残るという意味です。「骨折り」とは「骨を折る」ことです。苦労することを表しています。

一方、「くたびれ」とは「くたびれる」ことです。漢字では「草臥れる」と書きます。「草に臥(ふ)すほど疲れている」ことから、「草臥れる」という漢字があてられました。

また、「儲け」とあるので、何か得をしたのかと疑問に思うかもしれません。この場合は、「苦労をして得たものといえば疲労感だ」という意味で「儲け」を使っています。

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「骨折り損のくたびれ儲け」の使い方

  1. 期間限定の化粧品がまだ残っていると聞いたので、2時間かけて買いに来た。しかし、着いたときにはすでに売り切れていて、骨折り損のくたびれ儲けだった。
  2. プレゼンの資料を時間をかけて作ったが、プレゼンが急に中止になった。苦労して作った資料は必要なくなり、骨折り損のくたびれ儲けだ。
  3. 大変な思いをして撮影をした部分が全てカットされていて、骨折り損のくたびれ儲けだった。

①・②・③の例文はいずれも「大変な労力をかけたが、成果を得られずに疲れだけが残った」という意味で「骨折り損のくたびれ儲け」を使っています。

「骨折り損のくたびれ儲け」の由来

「骨折り損のくたびれ儲け」はこんにゃく屋さんの話が由来になっています。

こんにゃく屋を経営していた権兵衛(ごんべえ)は、こんにゃくが売れないことに悩んでいました。そのため、権兵衛はどうやったらこんにゃくが売れるようになるのかを考えました。

そこで思いついたのが、こんにゃくを大きくして売ることです。こんにゃくを増量させて売ったところ、お店は大繁盛して、あっという間にこんにゃくは売り切れました。

 

ところが、完売はしたものの、利益はあまりありませんでした。実は権兵衛はこんにゃくを原価で売っていました。

この話から「骨折り損のくたびれ儲け」は「労力をかけたわりに、思うような成果が出ず、疲れだけが残った」という意味になりました。

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「骨折り損のくたびれ儲け」の類義語

「骨折り損のくたびれ儲け」には以下のような類義語があります。

  • 権兵衛が種蒔(ま)きゃ烏(からす)がほじくる:労力が無駄になること
  • 労多くして功少なし:労力をかけたわりに成果が出ないこと
  • 犬の尾を食うて回るが如し:どんなに努力をしても結果が出ないこと
  • 楽屋で声を嗄(か)らす:努力をしても認めてもらえないこと
  • 船盗人(ふなぬすっと)を徒歩で追う:無駄な労力をかけること

「骨折り損のくたびれ儲け」の対義語

「骨折り損のくたびれ儲け」には以下のような対義語があります。

  • 海老(えび)で鯛(たい)を釣る:少ない労力で大きな成功をすること
  • 一攫千金(いっかくせんきん):簡単に大金を得ること
  • 棚からぼた餅:苦労をせずに良いものを手に入れること
  • 濡れ手で粟(あわ):全く苦労をせずに利益を得ること
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「骨折り損のくたびれ儲け」の英語訳

「骨折り損のくたびれ儲け」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Wild goose chase
    (野生のガン追い)
  • A lot of trouble for nothing
    (無価値な苦労)
  • Great pains but all in vain
    (多大な痛みを伴うが全てが無駄である)

まとめ

以上、この記事では「骨折り損のくたびれ儲け」について解説しました。

読み方 骨折り損のくたびれ儲(もう)け
意味 苦労をしたが結果が出ず、疲労感だけが残ること
由来 権兵衛が努力してこんにゃくを全て売ったが、利益が出なかったことが由来
類義語 権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる、労多くして功少なし、犬の尾を食うて回るが如しなど
対義語 海老で鯛を釣る、一攫千金、棚からぼた餅など
英語訳 Wild goose chase(野生のガン追い)

苦労をしたわりに成果が出ないことはあります。しかし、そういった場合でも諦めずに、試行錯誤をしてみましょう。

または、人に相談することで、自分が思いつかないようなアイディアをもらえるかもしれません。

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