「汎用(はんよう)」とは?意味や使い方をわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「汎用(はんよう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

「汎用」の意味をスッキリ理解!

汎用(はんよう):ひとつのものを、広く様々な分野に用いること。

「汎用」の意味を詳しく

「汎用(はんよう)」とは、「ひとつのものを、広く様々な分野に用いること」という意味を持つ熟語です。

日常生活からビジネスシーンまで、様々な分野で使われています。

「汎用」の漢字には以下のような意味があります。

「汎用」を構成する漢字
  • :広い・広く行き渡る
  • :使う・役立てる

「汎用」は「汎」と「用」を組み合わせて「広い範囲で役立てる」という意味を表すのです。

「汎用」と「凡庸」

「汎用」は「はんよう」と読みますが、「ぼんよう」と間違えて読まれることもあります。

「ぼんよう」と読むのは「凡庸」です。

「凡庸」は「ありふれており、目立った点もないこと」を意味する熟語です。

読み間違えやすい「凡庸」と「汎用」の違い

2018年7月3日

「汎用」の使い方

「汎用」は以下のような言い回しで用いられることが多いです。

「汎用」のよくある言い回し
  • 汎用性
  • 汎用する、汎用できる
  • 汎用品
  • 汎用的
  • 汎用機

それぞれの言い回しの意味について例文とともに詳しく見ていきましょう。

「汎用性」の使い方

「汎用性」とは、「どのくらい広範囲の用途に使えるかの程度」のことです。

「汎用性がある」もしくは「汎用性が高い」と言った場合には、「幅広い範囲の用途に使える」という意味です。

一方、「汎用性がない」「汎用性が低い」の場合は「狭い範囲の用途にしか使えない」という意味になります。

例文
  • 新しく発売されたコンピューターは、非常に汎用性が高く、あっという間に広まっていった。
  • 当社の製品は汎用性があることを魅力にしている。
  • 今更になって汎用性が低い製品を作るのは反対だ。
  • 汎用性がない商品を作っても、今どき誰にも見向きもされない。

「汎用性(はんようせい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

2020年5月12日

「汎用する、汎用できる」の使い方

「汎用する」「汎用できる」とは、「幅広い用途で使える」という意味です。

たとえば、「◯を✕に汎用する」と言った場合は「◯を✕に幅広く用いることができる」という意味です。

例文
  • すべての企画書に汎用できるフォーマットを作成した。
  • A社の案件で踏んだ手順を他社の案件に汎用する。

「汎用品」の使い方

「汎用品」とは、「幅広い用途で使える物」のことです。

他のメーカーの異なる機種にも使える部品のことを指すこともあります。

例文
  • 汎用品は便利だ。
  • A社のスマホの部品は汎用品が多くて助かる。

「汎用的」の使い方

「汎用的」とは、「幅広い範囲に用いることができる様子」という意味です。

例文
ネジを汎用的に用いて作業を進める。

「汎用機」の使い方

「汎用機」とは、「1台でさまざまな作業ができる機械」のことです。

たとえば、かつては狭い用途にしか使えないコンピューターが多かったため、計算、事務処理などさまざまな用途で使える大型のコンピューターを「汎用機」と読んでいました。

例文
パソコンの登場により、汎用機の需要は廃れてしまった。

「汎用」の類義語

汎用には以下のような類義語があります。

  • 万能(ばんのう):いろいろな物事に役立つこと。
  • 多目的(たもくてき):多くの目的を持つこと、またそのさま。
  • 多角的(たかくてき):いくつかの方面にわたるさま
  • 広範囲(こうはんい):範囲が広いこと
  • 多用途(たようと):ひとつのものが複数の用途を持っていること
  • 応用(おうよう)が効く:さまざまな物事に適用できるさま
  • 何にでも使える:さまざまなことに使えること

「汎用」の対義語

汎用には以下のような対義語があります。

  • 専門(せんもん):ひとつの方面にのみ、従事したり貢献したりすること
  • 限定(げんてい):物事の範囲や数が限られていること
  • 特化(とっか):ある特定の部分に重点を置くこと
  • 特定(とくてい):特にそれと指定すること
  • 制限(せいげん):ここまでは許せるという限界を決めること
  • 独自(どくじ):ほかとは違って特有なこと
  • 指定(してい):いくつかの物からそれと決めて定めること
  • オーダーメイド:受注を受けてから個別に生産する製品

「汎用」の英語訳

汎用を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • general purpose
    (いろいろな用途に使われる、汎用の、多目的の)
  • a wide use
    (広く用いられている、汎用性がある)
  • all‐purpose
    (汎用の、多目的の)
  • generic
    (一般的であること)
  • multipurpose
    (多目的に使える)
  • versatile
    (多用途な)

まとめ

以上、この記事では「汎用」について解説しました。

読み方汎用(はんよう)
意味ひとつのものを、広く様々な分野に用いること。
類義語万能、多目的、多角的など
対義語専門、限定、特化など
英語訳general purpose、a wide use、all‐purposeなど

「汎用」は、日常生活やビジネスのシーンで、よく目にする熟語です。

きちんと意味を理解して、正しく使えるようにしましょう。