「僥倖(ぎょうこう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「僥倖(ぎょうこう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「僥倖」の意味をスッキリ理解!

僥倖(ぎょうこう):偶然に得る幸運、また幸せを願い待つこと

「僥倖」の意味を詳しく

「僥倖」とは、「思いがけずに手に入れる幸運のこと」です。つまり、努力などの自分の行動によるものではなく、時の運などの「偶然」によってもたらされた幸せのことを表しています。

また、「僥倖」には「幸せを願って待つこと」という意味もあります。こちらの場合、祈る他には何もできないという状態の際に用います。ただし、この意味で用いられることはあまりありません。

ちなみに、「僥倖」と同じ読みの漢字に「行幸(ぎょうこう)」があります。これは「天皇が出かけること」と言う意味です。同じ「幸」という文字が熟語に入っていますが、全く違う意味であるため注意しましょう。

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「僥倖」の使い方

「僥倖」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. 彼が戦場から帰って来られたことは、僥倖とも言うべきことだ。
  2. 今回のプロジェクトの成功は、僥倖によるものです。
  3. ここまで来たら、僥倖するしかない。
最初の2つの例文は、「偶然に得る幸運」という意味で「僥倖」を用いています

②の例文では、プロジェクトの成功を「僥倖」によるものだと表現しています。この場合は、「僥倖」という言葉を使うことで、自分の成功に対して謙遜するというニュアンスも含まれています

また、「幸せを願い待つ」という意味で「僥倖」を用いる場合は、③の例文のように「僥倖する」という動詞の形で用いるのが一般的です。

「僥倖」の語源

「僥倖」は、用いられている漢字に注目すると、語源から意味を理解できます。

まず「僥」は、「もとめる」や「ねがう」という意味です。「僥倖」という単語以外で用いられることは、ほとんどありません。次に「倖」は、訓読みで「さいわい」と読むことができ「思いがけない幸せ」という意味を持っています。

これらの漢字を組み合わせて、「僥倖」は「偶然に得る幸運、また幸せを願い待つこと」という意味となるのです。

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「僥倖」の類義語

僥倖には以下のような類義語があります。

  • 幸運:めぐり合わせがよいこと
  • 利運(りうん):よいめぐり合わせのこと
  • 儲(もう)け物:思いがけずに得た利益のこと
  • 棚から牡丹餅(ぼたもち):苦労せずして良いものを得ること

どの表現にも「幸せを得ること」という意味が共通しています。

ただ、その幸せを「偶然」手に入れるというニュアンスがあるのは「僥倖」「儲け物」「棚から牡丹餅」の三つです。また、「儲け物」は多くの場合、「金銭に関わる幸運」に対して使われます。

違いを理解して、上手く使い分けましょう。

「僥倖」の対義語

僥倖には以下のような対義語があります。

  • 災難:思いがけずに身に降りかかってくる不幸なこと
  • 奇禍(きか):思いがけない不幸なこと

「災難」と「奇禍」のどちらにも、「偶然によって起こる不幸」という意味が共通しています。

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「僥倖」の英語訳

僥倖を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • luck
    (運)
  • windfall
    (棚から牡丹餅)

英語には、「僥倖」と同じ意味の単語は存在しません。そのため、文脈によって英単語を使い分けます。

「運」を意味する英単語である “luck” を用いれば、「僥倖による成功」を “success by luck” というように英語で表現することができます。

“windfall” とは、もともと「風で落ちてきた果物」という意味です。よって「幸運そのもの」のことを指したい場合に用いましょう。

まとめ

以上、この記事では「僥倖」について解説しました。

読み方僥倖(ぎょうこう)
意味偶然に得る幸運、また幸せを願い待つこと
語源「もとめる」を指す「僥」と「思いがけない幸運」という意味の「倖」から成り立つ
類義語幸運、利運、儲け物、棚から牡丹餅
対義語災難、奇禍
英語訳luck(運)、windfall(棚から牡丹餅)

「僥倖」という熟語は、あまり日常的に見る言葉ではありません。ですが、何か良いことがあった時に「僥倖です」とコメントできると、大人びた印象を与えられるかもしれませんね。

いざ使う場面が来た時のために、意味と使い方をきちんと理解しておきましょう。

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