四字熟語「琴瑟相和(きんしつそうわ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「琴瑟相和(きんしつそうわ)」です。

言葉の意味、使い方、由来、類義語についてわかりやすく解説します。

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「琴瑟相和」とは?

琴瑟相和(きんしつそうわ)夫婦の仲が非常によいことの例え

「琴瑟相和」の意味を詳しく


「琴瑟相和」とは、琴(こと)瑟(しつ)の音の相性が良く一緒に演奏されることが多かったことから、夫婦の仲がむつまじいことを表す四字熟語です。一般的には夫婦仲ですが、兄弟や友人との仲を指すこともあります。

瑟とは、非常に古くからある中国の弦楽器で、日本には奈良時代に伝わってきました。大型の琴のような見た目をしています。

琴は片手で弦を弾いて演奏します。一方瑟は、弦の本数が25本と多いため、両手で演奏します。

「琴瑟相和す(きんしつあいわす)」というように、四字熟語ではなくことわざとして使われることもあります。

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「琴瑟相和」の使い方

「琴瑟相和」は、文中では以下のように使われます。

  1. 私の両親は琴瑟相和と言えるほど、非常に仲がよくお互いを支えあっている。
  2. 彼女たちは琴瑟相和の仲であり、自分たちも親友だと認めている。

主に夫婦の仲がよいことを褒める時に使われる表現です。結婚式などのお祝いの場にも用いることができます。

「琴瑟相和」の由来

「琴瑟相和」は、中国最古の詩集である『詩経』が出典です。

以下は由来になった部分の原文と現代語訳です。

妻子好合、如鼓琴瑟

妻子の仲がよいことは、琴と瑟が相和するようである。

元々は夫婦のことではなく、親子の仲のよさを表した言葉でした。次第に夫婦の間柄を指すことが多くなっていったようです。

詩経
儒教には、五つの経典(※1)があり、五経と呼ばれています。『詩経』はそのうちのひとつです。他には『易経』『書経』『礼経』『春秋』があります。

『詩経』は儒教の祖である孔子が、自らの弟子の教育に使うために編集したものだと言われています。

(※1)経典:その宗教の中の守るべき事柄や神の教えが書かれている本。キリスト教の聖書など。

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「琴瑟相和」の類義語

「琴瑟相和」には、以下のような類義語があります。

  • 比翼連理(ひよくれんり):夫婦の愛情が深く、非常に仲がよいこと。
  • 偕老同穴(かいろうどうけつ):夫婦の仲がいつまでもよいこと。
  • 関関雎鳩(かんかんしょきゅう):夫婦の仲がよいこと。
  • 鴛鴦之契(えんおうのちぎり):夫婦の絆が非常に堅いこと。

天皇や貴族など、身分の高い方の夫婦仲がよいことを褒めるために、さまざまな例えが用いられてきました。そのため、現代にも非常に多くの表現が残っています。

夫婦の仲がよいことを表す四字熟語はこの他にもたくさんあるので、ぜひ調べてみてください。

まとめ

以上、この記事では「琴瑟相和」について解説しました。

読み方琴瑟相和(きんしつそうわ)
意味夫婦の仲が非常によいことの例え
由来中国の詩集『詩経』より
類義語比翼連理(ひよくれんり)、偕老同穴(かいろうどうけつ)など

「比翼連理」や「偕老同穴」はかなり有名な四字熟語なので、聞いたことがある方も多いと思います。それに比べると「琴瑟相和」はあまり見かけないかもしれませんが、美しい楽器の音色が脳裏に浮かぶ点が、特徴的な表現です。

ぜひ覚えて、使ってみてください。

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