四字熟語「沈思黙考(ちんしもっこう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「沈思黙考(ちんしもっこう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「沈思黙考」の意味をスッキリ理解!

沈思黙考(ちんしもっこう):静かに、時間をかけて深く考えること

「沈思黙考」の意味を詳しく

「沈思黙考」は、「沈思」と「黙考」の2つの熟語から構成されています。

「沈思」とは、ある物事について深く考えることです。また、「黙考」は「言葉を発さずに、じっくりと考える」という意味をもちます。

ですから、「沈思」と「黙考」が組み合わさった「沈思黙考」は、「静かに、じっくりと深く考えること」を表すのです。

なお、「沈思」と「黙考」はそれぞれ単独でも使うことができます。

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「沈思黙考」の使い方

「沈思黙考」は、基本的に「沈思黙考する」という動詞のかたちで用いられます。このことをふまえて、下記の例文を紹介します。

  1. 卒業論文のテーマ設定は重要なので、焦らずに沈思黙考してみよう。
  2. ここ数日、彼女は志望校について沈思黙考しているようで、口数が少ない。
  3. 最近は忙しいため、沈思黙考する時間をなかなか確保できない。

「沈思黙考」の類義語

「沈思黙考」には以下のような類義語があります。

  • 千思万考(せんしばんこう):様々なことに考えを巡らせること
  • 審念熟慮(しんねんじゅくりょ):自分の気持ちを明らかにするために、じっくりと考えること
  • 三思九思(さんしきゅうし):何度もよく考えること
  • 熟思黙想(じゅくしもくそう):静かに、心を落ち着かせて考えこむこと
  • 沈思凝想(ちんしぎょうそう):よけいな考えをなくし、集中して静かに考えこむこと
  • 百術千慮(ひゃくじゅつせんりょ):できるだけ多くの方法や手段について考えを巡らせること
  • 好謀善断(こうぼうぜんだん):よく考えて、正しい判断を下すこと
  • 熟慮断行(じゅくりょだんこう):慎重に考えたうえで、思い切りよく行動に移すこと

どの四字熟語も、「時間をかけて深く考えること」を表していますね。ですから、「沈思黙考」の類義語といえます。

ただし、「好謀善断」「熟慮断行」は、「沈思黙考」と意味合いがやや異なります。

「沈思黙考」は考える行為のみを表します。一方、「好謀善断」と「熟慮断行」は、考えることだけでなく、考えがまとまったあとの行動まで表しているのです。

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「沈思黙考」の対義語

「沈思黙考」には以下のような対義語があります。

  • 軽慮浅謀(けいりょせんぼう):浅はかな考え
  • 鼻先思案(はなさきじあん):浅はかな思いつき
  • 皮相浅薄(ひそうせんぱく):考えや知識がとても浅いこと
  • 軽率短慮(けいそつたんりょ):よく考えずに物事を決めること
  • 軽挙妄動(けいきょもうどう):じっくりと考えずに、軽率な行動に移すこと
  • 軽佻浮薄(けんちょうふはく):浮ついていて、よく考えずに行動すること

上記の四字熟語は、すべて「じっくりと考えないこと」を表しています。つまり、「深く考えること」を表す「沈思黙考」と正反対の意味をもっています。

なお、「皮相浅薄」は、考えが足りていないことだけでなく、知識が十分に深まっていないことも表しますから、注意しましょう。

また、「軽率短慮」「軽挙妄動」「軽佻浮薄」は、単に浅い考えをもっていることだけでなく、「軽率な行動につながる」という結果まで表します。

「沈思黙考」の英語訳

「沈思黙考」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • meditate
    (静かにじっくりと考える)
  • muse
    (深く考える)
  • sit in silent thought
    (静かにじっくりと考える)
  • be in a brown study
    (もの思いにふける)

sit in silent thought を直訳すると、「静かな考えのなかに座る」という意味になります。ですから、「静かにじっくりと考える」という意味になるのです。

なお、be in a brown study は形式的な表現です。このため、カジュアルな場面では使われません。

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まとめ

以上、この記事では「沈思黙考」について解説しました。

読み方沈思黙考(ちんしもっこう)
意味静かに、時間をかけて深く考えること
類義語千思万考、審念熟慮、三思九思など
対義語軽慮浅謀、鼻先事案、皮相浅薄など
英語訳meditate(静かにじっくりと考える), muse(深く考える) など

じっくりと考えれば、結論にも納得することができますね。普段から沈思黙考する習慣を身につけましょう。

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