「オルタナティブ」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「オルタナティブ」です。

「オルタナティブ」の意味や使い方、語源、類義語、「オルタナティブ」がつく言葉についてわかりやすく解説します。

「オルタナティブ」とは?

オルタナティブ(alternative):既存のものにとって代わる新しいもの、主流ではないもの、二者択一

「オルタナティブ」の意味を詳しく


「オルタナティブ」は「代替の」という意味です。

「オルタナティブ」の詳しい意味は主に以下3つにわけられます。

「オルタナティブ」の3つの意味
  1. 既存のものにとって代わるもの
  2. 主流でないもの
  3. 二者択一

それぞれの意味について詳しく見ていきましょう。

意味①:「既存のものにとって代わるもの」

「オルタナティブ」の1つ目の意味は、「既存のものにとって代わるもの」です。

「代替案」などと言われることもあります。

意味②:「主流でないもの」

「オルタナティブ」の2つ目の意味は「主流でないもの」です。

「オルタナティブ」が「カウンターカルチャー」や「サブカルチャー」を表すこともありますが、その意味は「主流でないもの」という意味から派生したものです。

「サブカルチャー」とは、「ある文化の、支配的・中心的文化ではなく、一部の人々を担い手にする文化」のことです。

また、「カウンターカルチャー」とは、「価値観や行動規範が主流の文化とは異なる文化」のことです。

最近では、「オルタナティブ」が「主流でないもの」という意味で使われる場面が増えています。

意味③:「二者択一」

「オルタナティブ」の3つ目の意味は「二者択一」です。

「二者択一」とは、「2つのうちからどちらか一方だけを選び取ること」という意味の言葉です。

英語の “alternative” の意味は「二者択一」です。

しかし、カタカナ語の「オルタナティブ」がこの意味で使われることはそれほど多くありません。

「オルタナティブ」の使い方

  1. オルタナティブな案を提案する。
  2. わが校は、オルタナティブな教育方法を導入しています。

「オルタナティブ」の語源

「オルタナティブ」の語源は英語の “alternative” です。

“alternative” はラテン語の “alternare” という単語が由来です。

“alternare” の意味は「交代で行う」です。

「オルタナティブ」の類義語

「オルタナティブ」には以下のような類義語があります。

  • 代替(だいたい):他のものに変えること
  • カウンターカルチャー:主となる文化とは異なる価値観・規範を持つ文化
  • 選択肢

「オルタナティブ」の対義語

「オルタナティブ」には以下のような対義語があります。

  • オリジナル:原形。独自のもの
  • メジャー:主流

「オルタナティブ」がつく言葉

「オルタナティブ」がつく言葉には以下のようなものがあります。

「オルタナティブ」がつく言葉
  • オルタナティブミュージック
  • オルタナティブロック
  • オルタナティブ教育
  • オルタナティブ投資
  • オルタナティブ医療
  • オルタナティブテクノロジー
  • オルタナティブエネルギー
  • オルタナティブツーリズム

それぞれの言葉について詳しく見ていきましょう。

オルタナティブミュージック

「オルタナティブミュージック」とは、時代の中の流行的な音楽ではなく、より挑戦的でアンダーグラウンドな音楽のことです。

現代の商業的な音楽とは一線を引き、時代の流れにとらわれない精神を持つ音楽のことを指して言います。

ロックなどの音楽のジャンルとして使われることもありますが、厳密に言うと「ロックの中のジャンル」のことではありません。

あくまで「主流でない音楽」「型にはまらない音楽」の意味です。

オルタナティブロック

「オルタナティブロック」とは、ロックの中のジャンルの一つです。

大手レコード会社がけん引するような、商業的なロックミュージックではありません。

時代の流れに捕われない、普遍的な価値を追い求める精神を持つ音楽シーンのことです。

これは、1970年代後半のイギリスやアメリカにおけるロックへの反発から来る、1960年代のロックシーンへの回帰の流れから生まれたものです。

オルタナティブ教育

「オルタナティブ教育」とは、名前の通り主流や伝統と異なる教育・学習方法のことです。

日本語では、「非伝統的教育」「教育選択肢」と呼ばれることもあります。

たとえば、ヨーロッパやアメリカでは、通常は切り離されるべきと考えられている「政治や宗教」を教育に取り入れている学校があります。

また、既存の教育法に不満を持った教育者や生徒が集まってできた学校も、「オルタナティブ教育」の例と言えます。

オルタナティブ投資

オルタナティブ投資とは、株や債権などの伝統的な投資商品以外の、新しく生まれた投資手法のことです。

具体的なオルタナティブ投資の投資商品には以下のようなものがあります。

「オルタナティブ投資」の例
  • 不動産投資
  • 未公開株への投資
  • 先物取引
  • オプション取引
  • スワップ

これらの「オルタナティブ投資」は必ずしもマイナーな投資方法というわけではありません。

「不動産投資」など、多くの人に利用されている投資商品も含まれます。

オルタナティブ医療

オルタナティブ医療とは、通常の医療の代わりに用いられる医療のことです。

現代の西洋医学ではない医療のことを表します。

具体的には、以下のようなものがオルタナティブ医療に分類されます。

「オルタナティブ医療」の例
  • 漢方
  • 鍼灸
  • ハーブ療法
  • ヨガ
  • マッサージ
  • アロマテラピー

オルタナティブテクノロジー

オルタナティブテクノロジーとは、これまでの科学技術に代わるものとして考えられた技術のことです。

特に、公害などの環境問題を引き起こしにくい科学技術のことを表します。

たとえば、ガソリンよりも環境に与える影響が少ない電気自動車などがオルタナティブテクノロジーに分類されます。

オルタナティブエネルギー

オルタナティブエネルギーとは、これまでのエネルギー資源に代わる、新しいエネルギー資源のことです。

主流なエネルギー資源である、石炭、天然ガス、原子力以外のエネルギー資源のことを指します。

具体的なオルタナティブエネルギーの例には、以下のようなものが挙げられます。

「オルタナティブエネルギー」の例
  • 太陽光発電
  • 風力発電
  • バイオマス発電
  • 地熱発電
  • 水力発電

オルタナティブツーリズム

オルタナティブツーリズムとは、これまでとは違った新たな観光の形のことです。

観光が一般化し、多くの観光客が観光地を訪れるようになったことで、環境汚染などの問題が発生しました。

このような問題を解決するために、オルタナティブツーリズムという概念が生まれたのです。

まとめ

以上、この記事では「オルタナティブ」について解説しました。

英語表記オルタナティブ(alternative)
意味既存のものにとって代わる新しいもの
主流ではないもの
二者択一
語源英語の “alternative” から
類義語代替案
カウンターカルチャー
選択肢
「オルタナティブ」がつく言葉オルタナティブミュージック
オルタナティブロック など

「オルタナティブ」は、カタカナ語としても英語としてもよく使われる単語です。様々な意味があるので、文脈によって意味を判断する必要があります。

この機会に使いこなせるようになりましょう。