故事成語「杜撰(ずさん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「杜撰」です。

この言葉はとても有名なので、会話の中で使ったことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、文字にするとなんだか難しそうですよね。

そこで、「杜撰」の意味、由来、例文、類義語、英訳についてわかりやすく解説します。

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「杜撰」の意味をスッキリ理解!

杜撰(ずさん):物事がいい加減で誤りが多いこと

「杜撰」の意味を詳しく

「杜撰」とは、物事がいい加減で誤りが多いことです。

ネガティブな意味で使われることが多いです。

そして、「ずざん」と読まれることもあります。

また、「杜黙詩撰」と表記されることもあります。

 

そして、「」とは、宋の時代の詩人である杜黙(ともく)のことです。

また、「」とは、詩文をつくることです。

つまり、「杜撰」とは、もともと杜黙がつくった詩のことだったのです。

その理由を確かめるために、次は「杜撰」の由来について見ていきましょう。

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「杜撰」の由来

「杜撰」の出典は『野客叢書(やかくそうしょ)』です。

杜黙の詩が定型詩の規則にほとんど当てはまっていなかったことから、この言葉が生まれました。

ただ、杜黙はずっと駄作を作っていたわけではなく、前衛的な詩を書いていただけです。

しかし、前衛的な作品というものはいつの時代にも批判されるものです。

 

ちなみに、もともとの読み方に準ずるなら、「とせん」と読むはずですが、実際には「ずさん」と読みます。

そして、なぜ「ずさん」と読むようになったのかはよくわかっていません。

「杜撰」の例文

  1. 杜撰な工事の結果、その建物は5年で使えなくなってしまった。
  2. 彼の仕事は杜撰なので、上司からいつも怒られている。
  3. 杜撰な仕事をすると、必ずしっぺ返しがあるものだ。
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「杜撰」の類義語

「杜撰」には以下のような類義語があります。

  • 粗雑:細かいことまで注意が行き届かないこと
  • 乱暴:物事のやり方が不当に荒々しいこと

「杜撰」の対義語

「杜撰」には以下のような対義語があります。

  • 緻密(ちみつ):細かいところまで行き届いていること
  • 丁寧:注意深く念入りであること
  • 入念:細部まで十分に注意すること
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「杜撰」の英語訳

「杜撰」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • sloopy
    (いいかげんな)
  • careless
    (不注意な)

まとめ

以上、この記事では「杜撰」について解説しました。

読み方杜撰(ずさん)
意味物事がいい加減で誤りが多いこと
由来杜黙の詩が定型詩の規則にほとんどあっていなかったことから
類義語粗雑、乱暴
対義語緻密、丁寧、入念
英語訳sloopy

「杜撰」の意味は想像通りだったのではないでしょうか。

これからは文字でも正しく表記していきたいですね。

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