「ビジュアル」とはどういう意味?デザインでの意味まで簡単に解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ビジュアル」です。

「ビジュアル」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。

☆「ビジュアル」をざっくり言うと……

英語表記ビジュアル(visual)
意味指導者
語源英語の visual
類義語アイキャッチ、アピール、アピアランスなど

「ビジュアル」とは?

ビジュアル(visual):視覚に訴える、視覚的な

「ビジュアル」の意味を詳しく

「ビジュアル」は「視覚に訴える、視覚的な」というのが主な意味のカタカナ語です。特に、パッと見た時に刺激的であったり、心に残ったりする物のことです。一瞬見ただけで、何かを訴えるようなものを「ビジュアルがよい」と言います。

たとえば、電車に乗っているとさまざまな広告を目にしますよね。普通、多くの人は広告に対してあまり興味を示しません。しかし、広告の中には思わず見てしまうものがあります。これを「ビジュアルがよい広告」と言います。

「ビジュアル」の使い方

  1. ビジュアル的に彼女が1番際立っていた。
  2. この動画はビジュアルに訴えてくる。
  3. ビジュアル系バンドを結成する。

「ビジュアル」は、主にデザインなどについて使います。「意味を詳しく」で見た例の広告のようにデザインは見た目が大切です。パッと見た時にどれだけのインパクトを残せるか、つまり「ビジュアル的に優れているか」が重要なのです。

また、「ビジュアル」という単語のみで使いません。その後に文章や単語をつけて使うことが一般的です。

③の例文に登場する「ビジュアル系」とは、音楽のジャンルのことです。日本ではX JAPANなどが具体例としてあげられます。彼らは、音楽の他に派手なメイクをして、見た目にとても強い衝撃があることから、「ビジュアル系」と呼ばれるようになりました。

「ビジュアル」の語源

「ビジュアル」の語源は英語の visual です。カタカナ語とほぼ同じ意味です。 visual は形容詞です。名詞の場合は vision 、動詞で使いたい場合は visualize を使います。英語の場合は変化することを覚えておきましょう。

さらに語源を辿ると、ラテン語の videre になります。これは「見る」という意味の動詞です。

「ビジュアル」の類義語

「ビジュアル」には以下のような類義語があります。

「アピール」は「訴える」という意味のカタカナ語です。語源は英語の appeal です。「ビジュアル」は目から入ってくる情報を通じて、心に訴えかけてきます。訴えるという点でとても似た単語です。「アピール」は表現するときや意見を言いたいときに使います。

たとえば、デモ行為を行ったり、メディアで発言して訴えたりすることは「アピール」の1つです。

 

「アイキャッチ」は「目を引く」という意味のカタカナ語です。思わず見てしまう画像のことを「アイキャッチ画像」と言います。広告業界でもCMの冒頭に「アイキャッチ部分」を入れたり、店頭では売れ筋商品にPOPを使ったりする「アイキャッチ」をしています。

特に綺麗な女性や赤ちゃん、動物の画像は多くの人の目を引きやすいと言われています。そのため、ネットのメディアなどでもこうした画像が多く使われているのですね。実際の例文を挙げると、「アイキャッチ画像を選定する」などがあります。

 

「アピアランス」は「外見」という意味のカタカナ語です。さらに似たような言葉に「ルックス」があります。どちちも人や物の見た目を表します。こちらは、「訴えかける」という意味合いはありませんが、同じ視覚に関する単語なので紹介させていただきました。

まとめ

以上、この記事では「ビジュアル」について解説しました。

英語表記ビジュアル(visual)
意味指導者
語源英語の visual
類義語アイキャッチ、アピール、アピアランスなど

「ビジュアル」はよく使われるカタカナ語の1つです。画像を使ったSNSが発達して、みんな見栄えを気にするようになりました。現代社会と密接な関わりがあるカタカナ語なのです。

ぜひこの記事で「ビジュアル」の意味や使い方を理解して、実際の生活にも役立てるようにしましょう。