ことわざ「うだつが上がらない」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「うだつが上がらない」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「うだつが上がらない」の意味をスッキリ理解!

うだつが上がらない:いつまでたっても出世しないこと

「うだつが上がらない」の意味を詳しく


「うだつが上がらない」とは、いつまでたっても出世しないことを意味することわざです。ほかにも、「金銭的に恵まれず、生活が向上しない」「地位が上がらない」といった意味もあります。

基本的に、思うようにならず、一定期間ぱっとしない状況が続く様子を表します。

「うだつが上がらない」は、基本的にネガティブな意味になります。そのため、面と向かって言うと悪口になる可能性があります。

「うだつ」は、漢字で表記すると「梲」となります。

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「うだつが上がらない」の使い方

  1. 頑張って働いてはいるが、借金の利子のせいで、まったくうだつが上がらない
  2. ここ最近、うだつが上がらなそうな顔をしているが、どうしたんだ。そんな顔をしていると、本当に出世が遠のくぞ。
  3. 彼も彼なりに努力はしているようだが、いつまでたってもうだつが上がらない

➀の例文における「うだつが上がらない」は、「金銭的に恵まれず、生活が向上しない」という意味です。

一方、➁の例文における「うだつが上がらない」は、「いつまでたっても出世しない」という意味です。

どの例文も「ぱっとしない状況が続く」という点では共通していますが、細かいニュアンスは異なります。

「うだつが上がらない」の由来

「うだつが上がらない」の由来は、諸説あります。今回は、有力な説を3つご紹介します。

防火壁を由来とする説

建物の外に張り出した防火用の壁のことを、「うだつ」「うだち」と言います。この意味の場合、漢字では「卯建」「宇立」と書きます。

「うだつ」は、江戸時代に、関西地方を中心に作られました。

立派な「うだつ」をつけるためには、相応の建築費がかかりました。そのため、裕福な家ほど立派な「うだつが上がる」ことになります。このことから、「うだつが上がる」ことは身分・裕福さの象徴になりました。

また、ここから、「うだつが上がらない」ことは、貧しいこと・貧相な家に住んでいることを意味するようになりました。

梁(はり)の上に立てる柱を由来とする説

屋根の骨組みの最上部にある木材のことを、棟木(むなぎ)といいます。

また、柱に対して垂直に配置し、上部からの重みを支える木材のことを、梁といいます。

さらに、梁の上に立ち、棟木を支える短い柱のことを、「梲(うだつ)」といいます。

この説によると、「うだつが上がらない」とは、「梲を立てることができない」ということを表します。「経済状況が悪く、自分の家の梲すら作れていない」ということから、「うだつが上がらない」が現在のような意味になりました。

棟木から押さえつけられる様子を由来とする説

「梲」は、棟木を支える存在です。そのため、「梲」は、棟木から押さえつけられているようにも見えます。

この様子を、上司の圧力により出世できない人に重ねた表現が、「うだつが上がらない」です。

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「うだつが上がらない」の類義語

「うだつが上がらない」には以下のような類義語があります。

  • 甲斐性(かいしょう)なし:頼りにならない人のこと

「うだつが上がらない」の対義語

「うだつが上がらない」には以下のような対義語があります。

  • 錦(にしき)を飾る:出世・成功をし、故郷に帰ること
  • 一花咲かせる:成功し、一時華やかに栄えること
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「うだつが上がらない」の英語訳

「うだつが上がらない」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • He can’t get on in the world.
    (彼は成功できない。)
  • He cannot make any progress.
    (彼には、進歩がない。)

“get on in” で「成功する」という意味になります。

まとめ

以上、この記事では「うだつが上がらない」について解説しました。

意味 いつまでたっても出世しないこと
由来 一説によると、相応の建築費がかかる防火用の壁を「うだつ」と呼ぶことから
類義語 甲斐性なし
対義語 錦を飾る、一花咲かせるなど
英語訳 He can’t get on in the world.(彼は成功できない。)

「いつまでたっても出世しないこと」「生活が向上しないこと」など、「うだつが上がらない」の意味は幅広いです。そのため、比較的使い勝手がよいことわざといえるでしょう。

皆さんも、ぜひ1度使ってみてください。

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