故事成語「桃源郷(とうげんきょう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「桃源郷」です。

意味や使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「桃源郷」の意味をスッキリ理解!

桃源郷(とうげんきょう):俗界を離れた他界・仙境のこと

「桃源郷」の意味を詳しく

「桃源郷」とは、俗界を離れた他界・仙境のことです。

「仙境」には、次の二つの意味があります。

  • 仙人の住む土地
  • 俗世間を離れた清浄な土地

 

「俗界」とは、「世間一般の人たちが住むところ」という意味です。「ぞっかい」と読みます。

つまり、桃源郷とは「世間一般の人たちが住むところを離れた別世界」という意味になります。

「楽園」と同じイメージでとらえていいでしょう。

 

これと非常に似ている「ユートピア」という単語があります。

一般的には同義とされていますが「桃源郷」と「ユートピア」は異なるものと主張する人もいます。

「ユートピア」とは、あくまで現実世界に存在する遠い島国とされています。

全く到達不可能な夢幻としてではなく、地理や社会制度の意味において十分到達可能なもの

しかし、「桃源郷」は現実世界とは離れたものです。

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「桃源郷」の使い方

  1. 山頂からみる景色はまるで桃源郷のような絶景だった。
  2. 新しい政治家がこの国を桃源郷に変えてくれると信じて投票した。
  3. 私の故郷は田舎ですが、私にとっては桃源郷です。

先ほど「桃源郷」と「ユートピア」は厳密に言いうと意味が違うと言いました。

しかし、それは非常に細かい違いなので上に挙げた例文では「桃源郷」の部分を「ユートピア」と言い換えることもできます。

「桃源郷」の由来

「桃源郷」の出典は、『桃花源記』という中国の古書です。

これは、六朝時代の詩人、陶淵明が記したものです。

 

晋の時代、漁師が、どこまでも続く渓谷を船で奥へ奥へと進んでいきました。

どこまで来たのか分からなくなった頃、突然桃の花が一面に咲き乱れる林が両岸に広がりました。

その美しい風景を「桃源郷」と表現したのです。

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「桃源郷」の類義語

「桃源郷」には以下のような類義語があります。

  • 楽園:苦しみが無く、楽しさに満ちあふれた場所。
  • パラダイス:非常に楽しい世界。
  • ユートピア:現実の社会に不満をもつ人が夢想する理想的な楽土。
  • 理想郷:想像上の、理想的で完全な社会。

「桃源郷」の対義語

「桃源郷」には以下のような対義語があります。

  • ディストピア:否定的で反ユートピアの要素を持つ社会
  • 現実郷:わずらわしく面倒な苦行の多い世界
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「桃源郷」の英語訳

「桃源郷」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • an earthly paradise
    (桃源郷)
  • Shangri-La
    (桃源郷)

まとめ

以上、この記事では「桃源郷」について解説しました。

読み方桃源郷(とうげんきょう)
意味俗界を離れた他界・仙境のこと
由来『桃花源記』という中国の古書から
類義語パラダイス、ユートピア、理想郷など
対義語ディストピア、現実郷など
英語訳an earthly paradise(桃源郷)

「桃源郷」という言葉は、本や歌の歌詞にもよく登場する言葉です。

意味をしっかり理解して、使いこなせるようになりましょう。

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