ことわざ「時は金なり」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「時は金なり(ときはかねなり)」です。

言葉の意味、使い方、由来、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「時は金なり」の意味をスッキリ理解!

時は金なり(ときはかねなり):時間はお金と同じように貴重なものだから無駄にしてはならないということ

「時は金なり」の意味を詳しく

「時は金なり」は、時間はお金と同じように貴重なものだから無駄にしてはならないという意味です。

これは、ベンジャミン・フランクリンが著書に記したRemember that time is money.というフレーズが元になっています。

 

実は、Remember that time is money.の元々の意味は、時間を失えば、その分お金を稼ぐチャンスを失うという意味です。

「時は金なり」とRemember that time is money.につき、例を示して説明します。

 

例えば、あなたが時給1000円のアルバイトをしているとします。土日は学校がないので、労働条件をクリアできる上限の7時間働くことができるとしましょう。

1日で稼ぐことができるのは、単純に計算して7000円です。しかし、休日に1日だらだらとテレビをみて過ごす日もありますよね。

 

この休日の過ごし方について、ベンジャミンフランクリンは、時間は貨幣だということを忘れてはならないという考え方をしているのです。

つまり、7000円稼ぐことができる1日をだらだら過ごすことは、7000円を捨てていることと同じだということです。

つまり、Remember that time is money.も「時は金なり」も機会損失の考え方をしているといえます。

Time is money.に関連した名言

Remember that time is money.に影響を受けた著名人はたくさんいます。

  • 「時間の浪費ほど大きな害はない。」(ミケランジェロ・イタリアのルネサンス期の芸術家 / 1475~1564)
  • 「普通の人々は時間をつぶすことに心を用い、才能ある人間は時を利用することに心を用いる。」(ショーペンハウアー・ドイツの哲学者 / 1788~1860)
  • 「時間はあなたの人生の貨幣である。あなたが所有する唯一の貨幣であり、それをどう使うかを決められるのはあなただけだ。あなたの代わりに他人に使わせないように気をつけなければいけない。」(カール・サンドバーグ・米国の詩人、作家、編集者 / 1878~1967)
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「時は金なり」の使い方

  1. 時は金なりを意識して生活したい。
  2. 時は金なりというが、ほどほどが一番だ。

「時は金なり」の由来

ベンジャミン・フランクリンという人の言葉にRemember that time is money.というものがあります。

これは、『Advice to a Young Tradesman(邦題:若き商人への手紙)』という彼が書いた本の1フレーズです。

このフレーズを日本語に訳したものが「時は金なり」です。

 

しかし、前述の通り、Remember that time is money.は、時間を失えば、その分お金を稼ぐチャンスを失うという意味です。一方、「時は金なり」は時間はお金と同じように貴重なものだから無駄にしてはならないという意味です。

両者の違いから、「時は金なり」は元々の意味から変化したことがわかります。

変化の理由としては、日本にRemember that time is money.が伝わった時に、日本人の感覚が欧米人・西洋人とずれていたことがあげられます。

 

Remember that time is money.が伝わってきたのは、江戸時代でした。

欧米・西洋は既に時計が普及していて、時間に対する労働体系が確立されていました。一方、日本は時計が普及しておらず、ほとんどが第一次産業だったため、農家などは感覚で仕事をしていました。

 

時間に追われることがなかった日本人にとって、西洋・欧米の時間に対する考え方が非常に難しかったのです。

Remember that time is money. は、時間を失えば、その分お金を稼ぐチャンスを失うという意味ですが、これが、時間はお金と同じように貴重なものだから無駄にしてはならないという意味で和訳され、「時は金なり」ということわざになったのです。

ベンジャミン・フランクリン

ベンジャミン・フランクリンは、アメリカの政治家でありながら、物理学者や気象学者としての一面も持つ多才な人物です。

彼は、避雷針や遠近両用眼鏡など、数々のものを発明しました。「アメリカ合衆国建国の父」の一人として有名で、アメリカの100ドル紙幣に描かれています。

彼は、13の美徳を定め、無駄なく合理的に日々を送っていたと言われています。以下は、ベンジャミン・フランクリンの13の美徳です。

  1. 節制
  2. 沈黙
  3. 規律
  4. 決断
  5. 節約
  6. 勤勉
  7. 誠実
  8. 正義
  9. 中庸(ちゅうよう)
  10. 清潔
  11. 平静
  12. 純潔
  13. 謙譲(けんじょう)
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「時は金なり」の類義語

時は金なりには以下のような類義語があります。

  • 一刻千金:わずかな時間が大切であることの例え
  • 一寸の光陰(こういん)軽(かろ)んずべからず:わずかな時間も無駄にしてはいけないという戒め
  • 時は得がたくして失い易し:好機に恵まれることはなかなかないが、好機に恵まれたとしてもそれは逃しやすいという意味
  • 金と時間を天秤にかける:お金と時間はどちらも大切だということ

「時は金なり」の英語訳

「時は金なり」が英語を和訳したことわざです。元は次のような表現になります。

  • Time is money.
    (時間を失えば、その分お金を稼ぐチャンスを失うという意味)
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まとめ

以上、この記事では「時は金なり」について解説しました。

読み方時は金なり(ときはかねなり)
意味時間はお金と同じように貴重なものだから無駄にしてはならないという意味
由来Remember that time is money. というベンジャミンフランクリンの言葉
類義語一刻千金、一寸の光陰軽んずべからず、時は得がたくして失い易し、金と時間を天秤にかけるなど
英語訳Time is money.(時間を失えば、その分お金を稼ぐチャンスを失うという意味)

元々の意味を知った上で、「時は金なり」ということわざを使えるといいですね。

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