四字熟語「一刻千金(いっこくせんきん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一刻千金(いっこくせんきん)」です。

言葉の意味・使い方・由来・英語訳についてわかりやすく解説します。

スポンサードリンク

「一刻千金」の意味をスッキリ理解!

一刻千金(いっこくせんきん):わずかな時間には大金の価値があるということ。転じて、時間を無駄に使ってはいけないということ。

「一刻千金」の意味を詳しく

一刻千金はわずかな時間は大金にも相当するということを意味します。つまり、時間が貴重であることを示す四字熟語です。ここから転じて、「時間を無駄に過ごしてはいけない」という戒めのような意味合いも持ちます。

「一攫千金」という発音の似た四字熟語があります。多くの人はよく意味を混同させてしまいがちですが、一攫千金はたやすく大金を得ることのたとえなので、全く異なる熟語であることには注意が必要です。

 

一刻千金は、「一刻」と「千金」という2つの熟語から成り立っています。「一刻」とはわずかな時間のことです。また、「千金」とは大金のことを指します。

旧暦では、1日を12等分した2時間単位のことを「一時(いっとき)」と呼んでいました。一刻は一時のさらに4分の1、つまり約30分のことを指します。30分は比較的短い時間ですね。ですから、「一刻」は少なく限られた時間という意味で用いられているのです。

千金というのは、元々は1000枚の金貨という意味です。江戸時代では、金貨1枚のことを「両」という通貨単位で数えていました。ですので、千金は1両の金貨1000枚分という意味になります。当時使われていた金貨のうちの1つ、「慶長小判(けいちょうこばん)」では一両は約13万円から15万円くらいと言われています。したがって、江戸時代での千金を現代の価値に直すと、約1億3000万円から1億5000万円ほどになります。

ここから派生して、千金という言葉は「とても貴重である」「非常に価値の高い」という意味で用いられています。

スポンサードリンク

「一刻千金」の使い方

  1. 昨日の飲み会はあまりに楽しく、まさに一刻千金であった。
  2. 一刻千金と理解し、少しの時間も惜しまずに努力を重ねた者だけが成功を収めた。

「一刻千金」の由来

一刻千金という言葉の由来は、中国の北宋(ほくそう)時代までさかのぼります。

かつて活躍した蘇軾(そしょく)という詩人が書いた「春夜」という詩の一節、 「春宵一刻直千金」という言葉に由来します。

「春宵一刻直千金」を日本語にすると、「春の宵の一時は千金の価値がある」という意味になります。つまり、「春の楽しい時間のひとときはあっという間に感じるが、とても価値のある時間である」ということです。

 

スポンサードリンク

「一刻千金」の英語訳

一刻千金を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Time is money
    (時は金なり)
ベンジャミン・フランクリンというアメリカの政治家が、『若き商人への手紙』という本のなかで “Time is money” という言葉を使いました。これが、この英語訳の由来です。

また、ベンジャミン・フランクリンはアメリカの100ドル札に描かれている人物でもあります。

まとめ

以上、この記事では「一刻千金」について解説しました。

読み方 一刻千金(いっこくせんきん)
意味 わずかな時間には大金の価値があるということ。また転じて、時間を無駄に使ってはいけないということ。
由来 蘇軾の「春夜」という詩の一節
英語訳 Time is money(時は金なり)

時間というものはいくらでも無駄に使うことができます。そして、そのことに気がづく頃にはもうすでに遅いのです。

なるべく時間を有意義に使い、「今日も良い一日だった」と一日の終わりに感じることができる毎日を目指しましょう。

スポンサードリンク