「適宜(てきぎ)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「適宜(てきぎ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「適宜」の意味をスッキリ理解!

適宜(てきぎ):状況に応じてふさわしい行動をとること

「適宜」の意味を詳しく

「適宜」は、状況に応じてふさわしい行動をとることという意味です。

詳細には2つの意味に分けることができます。

  1. その状況に応じてふさわしい行動をとるさま
  2. 自分の判断で適していると考える行動をとるさま

一つ目の意味は、客観的にふさわしいと思われる行動をすることです。それに対して、二つ目の意味は、主観的にふさわしいと思う行動をすることを表しています。

二つ目の意味では、「適宜〜してください」「適宜〜することができる」などのように、依頼や許可の表現を伴うことが多いです。

たとえば、「適宜対応しておいて」と上司から頼まれた場合には、自分で何をすべきか考えて対応する必要があるので、二つ目の意味に当てはまります。

 

また、「適宜」はふさわしいとされる対象が限定されません。臨機応変に対応するという、時間やタイミングが適切であることだけに限定して捉えてしまうことがあります。

数量や状態など何に関してもちょうどよく、ふさわしい行動をとることを示します。

「適宜」の使い方

  1. 資料を公開する範囲は適宜変更して参ります。
  2. 適宜ご連絡いただけると幸いです。
  3. お昼休みは適宜とって構いません。

①②の例文は、「その状況に応じてふさわしい行動をとるさま」という意味で「適宜」が使われています。

③の例文は、「自分の判断で適していると考える行動をとるさま」という意味で用いられています。

「適宜」は「適宜〜する」のように、動詞と組み合わせて使うことがほとんどです。

名詞を修飾する場合には、「適宜な」「適宜の」などの形で用いられます。

「適宜」の語源

「適宜」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :ふさわしい、当てはまる、たまたま、偶然
  • :よろしい、都合がいい

上記の意味を組み合わせると、「適宜」は場や状況にぴったりあっていることを示します。

ここから、状況に応じてふさわしい行動をとることという意味が推測できます。

「適宜」の類義語

「適宜」には以下のような類義語があります。

  • 適時:それをするのにちょうど良いとき
  • 随時:その時々、好きな時にいつでも
  • 適切:よく当てはまって、ふさわしいこと
  • 適当:ほどよいこと、ちょうどよく合うこと
  • 適正:適当で正当なこと

「適時」「随時」は時間に関してちょうど良いときを意味しますが、「適宜」は方法や行動等、全てにおいて臨機応変に対応することです。

「適宜」の対義語

「適宜」には以下のような対義語があります。

  • 常時:普段、常に、いつも、どの状況でも

適切な場面だけでなく、常に何かをする必要があるという意味の「常時」が対義語として挙げられます。

「適宜」の英語訳

「適宜」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • appropriate
    (適切な)

「適宜」と意味する場合には、”as appropriate”と表現される場合が多いです。

以下が例文です。

例文
  • The following exceptions are raised as appropriate.
    (適宜、以下の例外が送出されます。)
  • Please post information appropriately on the website.
    (ウェブサイトに情報を適宜掲載してください。)

まとめ

以上、この記事では「適宜」について解説しました。

読み方適宜(てきぎ)
意味状況に応じてふさわしい行動をとること
語源「ふさわしい」「都合がいい」という意味の漢字から
類義語適時、随時、適切など
対義語常時など
英語訳appropriately

「適宜」はビジネスシーンにおいても日常的に用いられる言葉です。意味を理解して使いこなせるようにしましょう。