「大言壮語」の意味とは?使い方から類語や対義語や英語まで例文と解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「大言壮語(たいげんそうご)」です。

言葉の意味、使い方、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「大言壮語」をざっくり言うと……

読み方大言壮語(たいげんそうご)
意味実際のものよりも大げさにいうこと。
類義語針小棒大、放言高論、浅瀬仇波など
対義語自己卑下、虚心坦懐など
英語訳big talk(ほら、自慢話), boasting(鼻にかけている), big-mouthed(大言壮語する)など

「大言壮語」の意味をスッキリ理解!

大言壮語(たいげんそうご):実際のものよりも大げさに言うこと。

「大言壮語」の意味を詳しく

「大言壮語」は、「物事を大げさに話すこと」「自分の実力以上の大きなことを言うこと」を表す四字熟語です。「実現する可能性が薄い」というニュアンスを含んでいます。

「大言」は「大げさに言うこと」を表します。一方、「壮語」は「威勢良く、偉そうに言うこと」を表します。「話を盛り、大きなことを言う」という意味ですから、あまり良い印象の言葉ではありません。

また、「大言壮語」の「大言」を、「だいげん」や「たいごん」と読むのは誤りです。正しく「たいげん」と読むようにしましょう。

「大言壮語」の使い方

「大言壮語」を使用した例文には、以下のようなものが挙げられます。

  1. 政治家が自分に票を集めるために大言壮語している。
  2. 彼はあえて大言壮語なことを言い、自分を鼓舞しているようだ。
  3. 彼女は大言壮語していると思っていたが、その情熱は本物だった。

「大言壮語」の類義語

大言壮語には以下のような類義語があります。

  • 針小棒大(しんしょうぼうだい):物事を大げさにいうこと。
  • 放言高論(ほうげんこうろん):思ったまま、無責任なことを論ずること。
  • 浅瀬仇波(あさせあだなみ):考えが足りない人は、どんな小さいことであっても大騒ぎするということ。

上記の類義語リストからは外しましたが、「大言壮語」の文字を入れ替えた表現として「壮言大語(そうげんたいご)」という四字熟語があります。意味としては「大言壮語」と同じです。

「大言壮語」の対義語

大言壮語には以下のような対義語があります。

  • 自己卑下(じこひげ):自分のことを取るに足らない人間だと思い込むこと。
  • 虚心坦懐(きょしんたんかい):心にわだかまりがなく、正直でさっぱりとしていること。

「実際のものよりも大きく語ること」である「大言壮語」の対義語ですから、正直な様子を表す四字熟語や自分を卑下するような表現が当てはまります。

「大言壮語」の英語訳

大言壮語を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • big talk
    (自慢話)
  • boasting
    (鼻にかけている)
  • big-mouthed
    (大言壮語する)

英語圏でも「大言壮語」を意味する表現は沢山あります。「話を誇張する」という行為は万国共通ということです。

まとめ

以上、この記事では「大言壮語」について解説しました。

読み方大言壮語(たいげんそうご)
意味実際のものよりも大げさにいうこと。
類義語針小棒大、放言高論、浅瀬仇波など
対義語自己卑下、虚心坦懐など
英語訳big talk(ほら、自慢話), boasting(鼻にかけている), big-mouthed(大言壮語する)など

人はよく自分を大きく見せようとして、大言壮語してしまうことがあります。自分を追い込むためにそうするのであれば良いかもしれませんが、ただの嘘つきにならないように気をつけましょう。