「逡巡(しゅんじゅん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「逡巡(しゅんじゅん)」です。

言葉の意味、使い方、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「逡巡」の意味をスッキリ理解!

逡巡(しゅんじゅん):決断ができず、ためらって尻込みをする様子

「逡巡」の意味を詳しく

「逡巡」は、あれこれと悩んでしまい決断ができずにいる状態を指す言葉です。

「逡」には「退く(しりぞく)」という意味があり、「巡」には「元に戻ってくる」という意味があります。

「逡巡」は、いろいろな考えが浮かんでは消える状態を繰り返し、結論が出せずに思考が振り出しに戻るような状態です。「決断を出すことを尻込みして、考えがグルグルと巡っている状態」とも言い換えられるでしょう。

 

たとえば、海外に留学に行こうかどうか迷っている状態だとします。

あなたは、海外に留学に行くメリットやデメリットを考えて、留学に行くべきか検討するでしょう。

「留学すれば語学力が上がるし、新しい経験が得られて今後の人生の役に立つかもしれない」と思う一方で、このようにも考えます。「留学するにはお金がかかるし、事故に巻き込まれるかもしれない。学校や仕事を1年休むことにもなる……」

こうして考えがまとまらないまま、「留学に行こうかどうか迷っている」状態から抜け出せなくなってしまいます。

 

このような状態が「逡巡」です。「逡巡」のニュアンスは、大きな決断や抽象的なテーマを前にして、一歩踏み出すことをためらっている状態です。

小さな数を表す「逡巡」

「逡巡」は、一般には決断に迷っている様子を表します。しかし「逡巡」は、このほかにも、「100兆分の1」という意味もあります。

小さな数の桁(ケタ)を表す言葉は、「割、分、厘……」と続きます。割は10分の1(10%)、分(ぶ)は100分の1(1%)ですよね。逡巡は100兆分の1を表す単位で、「0.」の後ろに「0」が13個続きます。

「逡巡」という単位が実際に使われることはないそうですが、雑学として知っていると面白いかもしれません。

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「逡巡」の使い方

  1. 社長は、社運を賭けた巨大プロジェクトの受注を本当にするかどうか逡巡していた。
  2. 自分のことだから、こんなところで逡巡していないで、さっさと決断したらいいのに。
  3. 友を守るために神の教えに背く行為をしてもよいものかと、逡巡している。

上記の例文のように、逡巡は、「逡巡する」といった動詞として使われることが多いです。

「逡巡」の類義語

  • 躊躇:ある行為をするにあたって、ためらうこと
  • 優柔不断:物事をなかなか決められない性格
  • 二の足を踏む:次の行動をするかどうかためらい、行動できない状態

躊躇は行為に対するためらいを意味する言葉です。躊躇は逡巡と比べてためらいが短く、あれこれと考えてしまうものではありません

たとえば、「彼女に、先日別れた彼氏のことを聞くかどうか躊躇した」と言えば、実際に彼女と会話をしていて口に出す直前で踏みとどまっている場面がイメージされます。

一方、「彼女に、先日別れた彼氏のことを聞くかどうか逡巡した」と言えば、別れた彼氏のことを聞くために、これから彼女に会いに行くかどうかという段階から迷いが生じている場面がイメージされます。

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「逡巡」の対義語

「逡巡」には以下のような対義語があります。

  • 決断:ある物事について意思をはっきりとさせること
  • 断行:思い切って物事を行うこと
  • 敢行:困難を押し切って物事を行うこと

「逡巡」の英語訳

逡巡を英語に訳すと、 “hesitation” になります。「逡巡する」の英語訳が、動詞形の “hesitate” です。

“hesitate” は、確信が持てずに行動するかどうかためらうことや、抵抗感があって物事ができずにいることを表す言葉です。

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まとめ

以上、この記事では「逡巡」について解説しました。

読み方 逡巡(しゅんじゅん)
意味 決断ができず、ためらって尻込みする様子
類義語 躊躇、優柔不断、二の足を踏む
対義語 決断、断行、敢行
英語訳 hesitate(ためらう)

人生の中で逡巡する場面は何回もあります。考えがまとまらずに決断できない時は、一度頭を整理してみると逡巡から抜け出せるでしょう。

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