「敢行(かんこう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「敢行(かんこう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

スポンサードリンク

「敢行」の意味をスッキリ理解!

敢行(かんこう):悪条件・無理を承知の上で実行すること。

「敢行」の意味を詳しく

「敢行」とは、「悪条件にもかかわらず、あえて押し切って行うこと」「無理があるのを承知の上で行動すること」を意味します。

つまり、自身にとって不利な条件や環境であることを自覚しながらも、思い切って行動することを表す熟語です。

スポンサードリンク

「敢行」の使い方

  1. 体育祭は、台風が近づいているため延期の可能性もあったものの、予定通りに敢行された。
  2. 斎藤君は、競技中に怪我をしてしまったが、退場せずにそのまま敢行した。
  3. 鈴木君の立てた投資の計画はリスクがあり、周囲はやめるよう言ったが彼は敢行した。
  4. 旅行中、思わぬハプニングが起きてしまい計画通りに敢行することが困難になった。

上記の例文のように、台風や怪我など、自分にとって不利な状況の中で思い切って行動することを表す際に「敢行」が使われます。

「敢行」の語源

「敢」という字は、訓読みでは「敢えて(あえて)」と読まれ、「思い切り〜する」「押し切って〜する」という意味があります。

したがって「敢行」は、「思い切り行う」という意味になるのです。

スポンサードリンク

「敢行」の類義語

「敢行」には以下のような類義語があります。

  • 決行(けっこう):思い切って行動すること
  • 断行(だんこう):どんなことがあっても行うこと
  • 強行(きょうこう):無理だと思っていても、思い切って行うこと

結果的に行動することを表すため、「敢行」を含む全ての類語に「行」が含まれています。ただ、それぞれの意味合いは異なります。

「決行」には、予定されていたことを思い切って行うという意味合いがあります。また、「断行」と言うと、周囲の反対の声を押し切ってでも行うというニュアンスになります。

そして、「強行」は「断行」と同じく反対を押し切って行動することを指しますが、やり方が少々手荒いことを暗に示しています。

「敢行」の対義語

「敢行」には以下のような対義語があります。

  • 中止(ちゅうし):物事を途中でやめること
  • 中断(ちゅうだん):進行中の物事が途中で途切れること
  • 中絶(ちゅうぜつ):進んでいた物事が途切れること

「中止」は、物事を途中でやめた後、再開しないという意味合いがあります。一方、「中断」はやめた物事を再開する可能性を念頭に置いています。

「中絶」は「中断」に近い意味ですが、主に「人工妊娠中絶」の略称として使われる言葉です。「人工妊娠中絶」とは、母体外で生命維持が不可能な胎児を人工的に排出することです。妊娠を続けることが母体にとって危険だと判断される際に、一定の条件の下で行われます。

スポンサードリンク

「敢行」の英語訳

「敢行」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • dare to~
    (あえて〜する)
  • press ahead with~
    (〜を推し進める)
  • decisive action
    (断固たる行動)

まとめ

以上、この記事では「敢行」について解説しました。

読み方 敢行(かんこう)
意味 悪条件・無理を承知の上で実行すること。
語源 「思い切って~する」という意味の「敢」と「行」の組み合わせ
類義語 強行、断行、決行
対義語 中止、中断、中絶
英語訳 press ahead with~(〜を推し進める)

思い切りも大切である一方で、自分にとって不利な状況の中で物事を行うことは、必ずしも良いことであるとは言えません。たとえば、台風の日に登山をすることは適しているとは言えないでしょう。

一旦立ち止まって状況を整理し、その上で行動すべきかを判断しましょう。

スポンサードリンク