「シュール」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「シュール」です。

「シュール」の意味、使い方、具体例、由来と歴史についてわかりやすく解説します。

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「シュール」とは?

シュール(sur:フランス語、surreal:英語):表現や発想などが非日常的で変わっていること。

「シュール」の意味を詳しく

「シュール」とは、非日常的な表現や発想、光景のことです。
また「シュールレアリスム」の略でもあります。

フランス語の “sur” は、「上の」「超えた」「(~の)上に」という意味があります。

英単語にも「(…の)上に」「(…を)超えて」という意味の接頭語があります。

「シュールレアリスム(surrélisme)」については、後ほど解説します。

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「シュール」の使い方

  • あの芸人のギャグはシュールだなあ。
  • 彼らの会話はシュールすぎて、ついていけない。
  • よく見ると、じわじわ怖くなってくるシュールな絵だ。

上の例文のように、一般的には、独特な世界観や空気感をもった作品や表現、場面を言うことが多いようです。

さらに、難解であったり通常ではあり得ないような、奇怪で不可思議な様子を表すこともあります。

由来と歴史

シュールの語源はフランス語の “ surrélisme”です。

そもそも「シュールレアリスム(surrélisme)」とは?

「シュールレアリスム」とは、20世紀前半のヨーロッパで生まれた、芸術運動のことです。日本では「超現実主義」などと訳されています。「シュール」は、この略語に由来するのです。

 

シュールレアリスムの芸術作品はどれも、ありふれた日常や社会といった、「当たり前」な現実(リアル)をとび越えた、幻想的な、あるいは奇怪・難解なものです。

主な作家としては、数々の奇行や奇妙な絵で有名な画家サルヴァドール・ダリ(1904~1989)、
ある朝起きると虫になっていた男を描いた小説『変身』の作者フランツ・カフカなどが挙げられます。

彼らは、いわゆる「アリエナイ」作品づくりを通して、自身の現実とのかかわり方を改めて見つめ直そうとします。そして、人間の精神・心の奥底にある思考・現実(リアル)を超えた世界を表現しようと試みました。

日本の「シュール」

シュールレアリスムが日本にやってきたのは昭和初期のころ、文学や美術において開花しました。

時代が下るにつれて、広告やテレビCMなどで「シュール」という言葉が多く用いられるようになりました。やがて様々な場面で一般的に使われるようになります。

現在の日本では、「シュール」という独立した俗語のように使われています。

その意味も、元来の「超現実」といった意味から大きく離れています。理解しがたい非現実的な様子や、「ヘンテコ」で奇妙なさま、さらにはナンセンスや不条理といった様々な意味で使われるようになりました。

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まとめ

以上、この記事では「シュール」について解説しました。

英語表記シュール “surreal”
意味難解・独創的・非日常的なさま、表現、発想
由来フランス語の “surrélisme”
歴史日本における「シュール」は、「シュールレアリスム」と異なる言葉
「シュールレアリスム」はヨーロッパで生まれた芸術運動

「シュール」は今や、多くの意味を持つ単語ですが、ムリに日本語に言い換えて考えなくてもよいでしょう。本来の意味や背景を知っていれば、「このカンジがシュールか…」という具合に、感覚で言葉の使いどころがわかってくるかもしれません。

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