今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「スポークスマン」です。
「スポークスマン」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「スポークスマン」をざっくり言うと……
英語表記 | スポークスマン(spokesman) |
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意味 | 政府や団体の意見を公表する人 |
語源 | 英語のspokesman |
類義語 | アンバサダー、イメージキャラクター、インフルエンサーなど |
「スポークスマン」の意味をスッキリ理解!
「スポークスマン」の意味を詳しく
「スポークスマン」とは「政府や団体の意見を公表する人」という意味のカタカナ語です。
短い言葉では「担当者」「代弁者」と訳されます。また、政府や団体だけでなく、国際組織などの意見を代表する人のことも指します。
また、最近では「広告塔」「象徴」という意味合いもあります。一方で最近では「スポークスマン」と表現すると、男性のみに捉えられがちなので「スポークスパーソン」「スポークスピープル」というように性別を固定しない言い方もよくされます。
以前は男性の場合は「スポークスマン」で女性の場合は「スポークスウーマン」と分けていたこともあります。
たとえば、内閣の官房長官は「スポークスマン」です。政府の意見を代表して発表しています。
「スポークスマン」に必要なこと
「スポークスマン」になるために必要なことは、言葉遣いやジャスチャー、表情の造り方など細かい部分までの技量です。話している内容が良くても言葉遣いが乱雑ならば、揚げ足を取られることもあります。
また、ジェスチャーや表情でも受け手によって印象が変わるので「スポークスマン」ならトレーニングが欠かせません。
もちろん、組織を代表することなので経験や組織についての知識も必要です。また、「スポークスマン」個人の意見と組織の意見が異なる場合でも、組織の意見を忠実に代弁するということが求められます。
「スポークスマン」の使い方
- 公式の見解はスポークスマンが発表する。
- 我が社のスポークスマンとしてずっと活躍してきた。
- ブランドのスポークスマンとしてイメージ戦略を考える。
「スポークスマン」を使用するのは、ビジネスや政治に関する場面です。①の例文は、会社や政府のどちらでも使います。
②の例文の「スポークスマン」は企業の考えや指針を示す人です。
③の例文の「スポークスマン」は①、②と違って「広告塔」という意味です。たとえば、有名人に「スポークスマン」となってもらって、そのブランドの「顔」の存在になってもらうことです。
「スポークスマン」の語源
「スポークスマン」の語源は英語のspokesmanです。意味は「代弁者」「代表者」です。日本語に訳される時は「口利き」という表現もされます。
複数形はspokesmenです。
「スポークスマン」の類義語
「スポークスマン」には以下のような類義語があります。
- アンバサダー:大使、広報大使
- イメージキャラクター:企業や商品の印象を向上させる人物
- インフルエンサー:影響力のある人物
アンバサダー
「アンバサダー」とは「大使」「広報大使」という意味のカタカナ語です。語源は英語のAmbassadorで意味も「大使」ですが、カタカナ語の場合は「広報大使」という意味をよく使います。
「ブランドアンバサダー」などと言います。「スポークスマン」と違って、「代弁者」という意味はありません。単純に「広告塔」のような意味合いで使います。
イメージキャラクター
「イメージキャラクター」とは「企業や商品の印象を向上させる人物」という意味のカタカナ語です。一般的に企業や商品の印象を上げるために、広告などに有名人を起用します。その人物を「イメージキャラクター」と言います。
「アンバサダー」と同様に「代弁者」の意味はありません。
インフルエンサー
「インフルエンサー」は「影響力のある人物」という意味のカタカナ語です。どこかの団体や企業に属しているとは限りません。
しかし、「インフルエンサー」が「アンバサダー」や「スポークスマン」になることはあります。発言力と影響力を持っているからです。
まとめ
以上、この記事では「スポークスマン」について解説しました。
英語表記 | スポークスマン(spokesman) |
---|---|
意味 | 政府や団体の意見を公表する人 |
語源 | 英語のspokesman |
類義語 | アンバサダー、イメージキャラクター、インフルエンサーなど |
「スポークスマン」はよく使う単語です。やはり、意味が分からないと困る時もあります。
ぜひ、この記事を参考にして「スポークスマン」の意味や使い方を覚えましょう。