「アンバサダー」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アンバサダー」です。

「アンバサダー」の意味、つく言葉、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

「アンバサダー」とは?

アンバサダー(ambassador)企業や自治体に任命されて、宣伝などの活動を行う人

「アンバサダー」の意味を詳しく

「アンバサダー」には以下の2種類の意味があります。

「アンバサダー」の意味
  1. 商品やサービス・観光地などの宣伝活動を行う人
  2. 国を代表して他国に派遣される大使

本来は②の意味でしたが、現在ではビジネスシーンを中心に①の意味で使われることが多くなっています。

テレビなどで、「人気俳優が〇〇市の観光大使に任命された」といったニュースを見たことがある人も多いと思います。この観光大使も、「アンバサダー」の一種です。

「アンバサダー」は、SNSなどで契約した企業の製品や観光地の宣伝などを行います。「アンバサダー」はその企業・商品に強い熱意を持っている人が選ばれることが多いです。

「アンバサダー」として企業に協力すると、製品や優待券ををもらえるなど、様々な特典があることも多いようです。

「アンバサダー」がつく言葉

「アンバサダー」がつく言葉には以下のようなものが挙げられます。

  • アンバサダー・マーケティング
  • アンバサダー契約
  • アンバサダー募集
  • ブランドアンバサダー
  • スペシャルアンバサダー
  • アンバサダーホテル
  • スチューデントアンバサダー
  • アンバサダー(カクテル)
  • ネスカフェアンバサダー
  • ディズニーアンバサダー
  • ディズニーアンバサダーホテル
  • ヒンドゥスタン・アンバサダー
  • アンバサダー(釣具)
  • エアスピード アンバサダー
  • アンバサダー級

それぞれの言葉について詳しく見ていきましょう。

【一般名詞】アンバサダー・マーケティング

「アンバサダー・マーケティング」とは、商品・サービスの熱心なファンを「アンバサダー」に任命し、SNSなどを通じて商品の魅力を広めてもらうマーケティング手法です。

「アンバサダー・マーケティング」では、企業が「アンバサダー」に商品サンプルやサービスの無料利用券などを渡します。

そして、「アンバサダー」は商品を使っている様子などをSNSに投稿するなどして、商品の魅力を広めます。

「アンバサダー・マーケティング」は熱心なファンが情報を発信するので、見た人が興味を持ちやすく、効果的な宣伝手法と言われています。

「アンバサダー・マーケティング」と「インフルエンサー・マーケティング」の違い

「インフルエンサー・マーケティング」はSNSで影響力がある「インフルエンサー」に商品やサービスなどを宣伝してもらうマーケティング手法です。

「アンバサダー・マーケティング」と「インフルエンサー・マーケティング」には以下のような違いがあります。

アンバサダー・マーケティングインフルエンサー・マーケティング
拡散力低い高い
購買へのつながりやすさ高い低い
依頼先への報酬商品サンプル・無料利用券の提供など金銭
依頼先の熱意高い低い

「アンバサダー・マーケティング」が濃く狭く宣伝できるのに対して、「インフルエンサー・マーケティング」は薄く広く宣伝できるのです。

【一般名詞】アンバサダー契約

「アンバサダー契約」とは、企業の商品を宣伝する広告塔として契約することを指します。

タレントやスポーツ選手など、有名人が起用されることもありますが、商品に強い熱意がある一般人が起用されることもあります。

【一般名詞】アンバサダー募集

「アンバサダー募集」とは、商品やサービスを宣伝する人を募集する行為を指します。

SNS上で一般人を募集することが多く、「アンバサダー」に任命されると商品やサービスが無料で利用できるなどの特典があります。

その代わり、「アンバサダー」はSNSなどで商品のPRを行います。

【一般名詞】ブランドアンバサダー

「ブランドアンバサダー」とは、企業からの依頼を受けて商品やサービスのPRを行う人のことです。

「ブランドアンバサダー」は有名人のこともあれば、商品やサービスに強い熱意がある一般人であることもあります。

有名人の場合は報酬が金銭のこともありますが、一般人の場合は商品やサービスの無料利用券などが報酬になる場合があります。

【一般名詞】スペシャルアンバサダー

「スペシャルアンバサダー」は企業から依頼を受けて商品・サービスをPRする人の中でも、特別な人のことです。

具体的には、その商品やサービスをよく使う有名人が起用されることが多いです。

たとえば、過去にメダルを獲得したりして活躍したスポーツ選手は「オリンピックスペシャルアンバサダー」に起用される場合があります。

【一般名詞】アンバサダーホテル

「アンバサダーホテル」とは、国の大使が宿泊するような豪勢なホテルのことです。

国の大使は国を代表して来るため、訪問先・駐在先では失礼がないように最上級のもてなしを受けます。

そのもてなしの一環として、国の大使には宿泊先として「アンバサダーホテル」が与えられるのです。

【一般名詞】スチューデントアンバサダー

「スチューデントアンバサダー(Student Ambassador/略称:SA)」は日本の文化を広めるため、海外に留学する学生のことです。

日本語で「派遣生」と呼ばれることもあります。

【一般名詞】アンバサダー(カクテル)

カクテルの「アンバサダー」はテキーラとオレンジジュースを混ぜたものにガムシロップを加えたものを指します。

ちなみに、テキーラとオレンジジュースを混ぜたカクテルは「シャンギロンゴ」と呼ばれます。

【固有名詞】ネスカフェアンバサダー

「ネスカフェアンバサダー」はネスカフェが募集しているアンバサダープログラムです。

「ネスカフェアンバサダー」になるとネスカフェのコーヒーマシンを無料で利用することができます。

その代わり、「ネスカフェアンバサダー」は職場などでみんなでネスカフェのコーヒーを楽しんでいる様子をSNSで投稿します。

【固有名詞】ディズニーアンバサダー

「ディズニーアンバサダー」とは、ディズニーの魅力を広める親善大使のことです。

「ディズニーアンバサダー」は世界中のディズニーリゾートのキャストから選ばれます。

「ディズニーアンバサダー」は以下のような活動を行っています。

「ディズニーアンバサダー」の活動
  • テレビなどでのディズニー情報の紹介
  • 児童福祉施設・病院などの訪問
  • ディズニーリゾートを訪れる要人の案内
  • キャスト向けイベントでの司会

【固有名詞】ディズニーアンバサダーホテル

「ディズニーアンバサダーホテル」は東京ディズニーリゾートにある日本で初めて建てられたディズニーホテルです。

ホテルとして宿泊できるだけでなく、結婚式を開催することもできます。

【固有名詞】ヒンドゥスタン・アンバサダー

「ヒンドゥスタン・アンバサダー」はインドの国民車として知られる車です。

インドの車メーカー「ヒンドゥスタン・モーターズ」が1958年~2014年まで生産していました。

【固有名詞】アンバサダー(釣具)

釣具の「アンバサダー」とは、釣具メーカー「アブガルシア」が製造販売している丸形リールのことです。

ファンから根強い人気がある釣具です。

【固有名詞】エアスピード アンバサダー

「エアスピード アンバサダー」は1950年代に運用されたエアスピード社製の双発レシプロ旅客機です。

【固有名詞】アンバサダー級

「アンバサダー級」は映画『スタートレック』シリーズに登場する宇宙船のクラス名のひとつです。

「アンバサダー」の使い方

「アンバサダー」は、文中では以下のように使われます。

  1. 最近人気の俳優を、自社製品のアンバサダーとして任命する。
  2. 好きな時計メーカーがアンバサダーの募集をしているのを見かけ、応募した。

「アンバサダー」の語源

「アンバサダー」は、英語の ”ambassador” という単語が由来になっています。

英語の “ambassador” には以下のような意味があります。

“ambassador” の意味
  1. 大使
  2. 使節、代表

一般的には、その国を代表して他国に出向く、外交の「大使」を意味する単語です。

ただ、カタカナ語の「アンバサダー」は「大使」の意味で使われることはあまりありません。

ちなみに、昔は女性の “ambassador” は “ambasadress” と呼びましたが、現在では “ambassador” で統一されています。

「アンバサダー」の類義語

「アンバサダー」には以下のような類義語があります。

  • インフルエンサー:SNSで強い影響力を持っている人
  • エバンジェリスト:自社の技術的課題を説明して広める人
  • メッセンジャー:品物・伝言を送り届ける人
  • 使者:命令を受けて使いをする人
  • 公使:国家を代表して外交事務を取り扱う人
  • 広告塔:企業・団体の宣伝を行う有名人
  • 広報大使:政府、行政機関などが広報などのために任命する役職
  • ブランド大使:ブランドに対して好意的な発信や宣伝を行う人
  • イメージキャラクター:広告にいつも登場し、企業や商品のイメージづくりをする人
  • マスコットキャラクター:組織やプロジェクトの象徴になる人や物

「アンバサダー」と「インフルエンサー」の違い

「インフルエンサー」とは、SNS上で強い影響力を持っている人のことです。

「アンバサダー」と「インフルエンサー」はどちらも企業に協力して商品やサービスの紹介を行うことがあります。

ただ、「アンバサダー」と「インフルエンサー」には以下のような違いがあります。

  • アンバサダー:商品・サービスへの熱意は高いがSNSでの影響力は低い
  • インフルエンサー:商品・サービスへの熱意は低いがSNSでの影響力は高い

「アンバサダー」と「インフルエンサー」では熱意と影響力が異なるのです。

「アンバサダー」と「エバンジェリスト」の違い

「エバンジェリスト」はIT業界で、自社の技術的な課題を社内外に説明して広める人のことです。

「アンバサダー」と「エバンジェリスト」には以下のような違いがあります。

  • アンバサダー:商品・サービスの魅力を広める
  • エバンジェリスト:技術的課題を広める

「アンバサダー」と「エバンジェリスト」では広めるものが異なるのです。

ただ、会社のことを広めるという点は共通しています。

「アンバサダー」と「メッセンジャー」の違い

「メッセンジャー」は品物・伝言を送り届ける人のことです。

「アンバサダー」と「メッセンジャー」には以下のような違いがあります。

  • アンバサダー:商品・サービスの魅力を広める
  • メッセンジャー:品物・伝言を届ける

「アンバサダー」と「メッセンジャー」では届けるものが異なるのです。

また、「アンバサダー」が広めるのに対して、「メッセンジャー」は指定された特定の人にだけ届けます。

まとめ

以上、この記事では「アンバサダー」について解説しました。

英語表記アンバサダー(ambassador)
意味企業や自治体に任命されて、宣伝などの活動を行う人
語源英語で「大使」を意味する”ambassador”
類義語インフルエンサー、エバンジェリストなど

アメリカで始まった「アンバサダー・マーケティング」は、現在徐々に日本でも広まってきています。

ネットで「アンバサダー」を募集している企業も多く存在しているので、誰でも気軽に応募できます。

選考がある企業もありますが、登録のみでよい企業もあります。

ぜひ、自分の好きな企業が「アンバサダー」を募集しているか調べてみてください。