「思料(しりょう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「思料(しりょう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳・「思料(しりょう)」と「思慮(しりょ)」の違いについてわかりやすく解説します。

「思料(しりょう)」の意味をスッキリ理解!

思料(しりょう):色々と思いを巡らすこと

語感も意味も似ている「思慮」と区別しましょう。

「思料(しりょう)」の意味を詳しく

「思料(しりょう)」は、色々と考えを巡らすことという意味です。

「思う」よりも、根拠に基づいて客観的に考えるというニュアンスが強い言葉です。

同じ読み方で「思量」と書くこともあります。

弁護士や検察官など法律関係の仕事をしている人たちが多く使う熟語です。一般の人が使うことはあまりありません。

「思料(しりょう)」の使い方

  1. 裁判官が今回の事件の要因を思料している。
  2. 思料した結果、事件性が高いと判断された。
  3. さまざまな情報を集めて、容疑者の罪について思料する。

①の例文は、裁判官が事件の要因について客観的に考えていることを表しています。

②の例文は、裁判で重大な判断をするに当たって、事件について考えを巡らすことを「思料」という表現で表しています。

③の例文は、裁判で容疑者の罪について考えることを「思料」と表しています。「思料」は、このように、いくつもの情報を集めてなされます。

「思料(しりょう)」の語源

「思料(しりょう)」は、用いられている漢字に注目すると、語源から意味を理解できます。

「思料」の漢字の意味
  • :あれこれ考えること
  • :見当をつけて予測すること
この二つの漢字を組み合わせて「思料」は「色々と思いを巡らすこと」という意味で使われるようになりました。

「思」をあれこれ考えるという意味で使うことはありますが「料」も見当をつけて予測するという意味で使われるのですね。

「思料(しりょう)」の類義語

「思料(しりょう)」には以下のような類義語があります。

いずれも「考えること」を意味する熟語です。「思いを巡らす」という意味の「慮」や「思」という漢字が使われています。

「思料(しりょう)」の英語訳

「思料(しりょう)」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • cerebrate
    (考える)
  • cogitate
    (熟考する)
  • deliberate
    (熟慮する)

いずれも「考える」という意味の英単語です。 “cerebrate” は「祝う」という意味の “celebrate” と発音が似ているので区別しましょう。

「思料(しりょう)」と「思慮(しりょ)」の違い

「思料(しりょう)」と意味も読み方も似た熟語に「思慮(しりょ)」があります。二つの熟語の違いについて解説します。

「思料」と「思慮」の違い
  • 思料:色々と思いを巡らすこと、法律関係者が使う
  • 思慮:色々と慎重に考えること

「思料」は主に法律関係者が使用するのに対し「思慮」は一般の人も使います。

また「思慮」は「思慮する」「思慮が浅い」と動詞としても名詞としても使うことが出来るのに対し「思料」は「思料する」 というように動詞としてしか使うことができません。

まとめ

以上、この記事では「思料(しりょう)」について解説しました。

読み方思料(しりょう)
意味色々と思いを巡らすこと
語源思(あれこれ考えること) + 料(見当をつけて予測すること)
類義語沈思黙考(ちんしもっこう)、勘案(かんあん)、思惟(しゆい)、熟慮、思念など
英語訳cerebrate(考える)、cogitate(熟考する)、deliberate(熟慮する)

法律関係の仕事では独特の表現を使うことが多々あります。「思料」もその一つです。これらの言葉を覚えておくと、裁判を傍聴する際や新聞を読むとき役に立ちますね。

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藤本
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