「先達(せんだつ・せんだち)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「先達(せんだつ・せんだち)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「先達(せんだつ・せんだち)」の意味をスッキリ理解!

先達(せんだつ・せんだち):ある分野で他の人よりも先に進み、人々を導く人

「せんだつ」と読むことが主流ですが、「せんだち」と読むこともあります。

「先達(せんだつ・せんだち)」の意味を詳しく

「先達(せんだつ・せんだち)」には三つの意味があります。

「先達」の意味
  1. ある分野で他の人よりも先に進み、人々を導く人
  2. 山での修行の際、人々を指導すること、またはその人
  3. 道の案内人

①がメインの意味です。

意味①:ある分野で他の人よりも先に進み、人々を導く人

特定の分野で他の人よりも偉大な成果を残した人のことを指します。

人々を導くと言っても「先達」と「導かれる人々」との間に直接の交流が無いということは多々あります。過去の偉人の研究を参照したり、無名な人が有名な人を師として仰いだりする場合がその例です。

意味②:山での修行の際、人々を指導すること、またはその人

主に修験道(しゅげんどう)において使われる「先達」の意味です。

山での修行の際、道案内をしながら修行の手伝いをすること、またはその人のことを指します。

修験道とは

山林で修行をして、密教的な儀礼を行い、霊感を得ようとする宗教のこと。

意味③:道の案内人

特定の分野や修行に関係なく、道案内をする人のことを「先達」と言います。

「先達(せんだつ・せんだち)」の使い方

  1. 彼は業界では誰もがその名を知る先達である。
  2. 熊野神社参詣のため、先達を手配した。
  3. 未知の土地を旅行する際、先達にガイドをしてもらった。

①の例文は、業界で先に進む者としての「先達」の使い方です。

②の例文は、修験道における「先達」の使い方です。熊野神社参詣のための先達は「熊野先達」と言い、その歴史は平安時代末期にまでさかのぼります。

③の例文は、単なる道案内役としての「先達」の使い方です。

熊野神社とは

和歌山県にある神社。修験道の聖地であり、密教信仰と結びついている。

「先達(せんだつ・せんだち)」の語源

「先達(せんだつ・せんだち)」は、用いられている漢字に注目すると、語源から意味を理解できます。

「先達」の漢字の意味はそれぞれ以下の通りです。

「先達」の漢字の意味
  • :先に
  • :到達すること

この二つの漢字を組み合わせて、「先達」は「ある分野で他の人よりも先に進み、人々を導く人」という意味で使われるようになりました。

「先達(せんだつ・せんだち)」の類義語

「先達(せんだつ・せんだち)」には以下のような類義語があります。

  • 先駆者(せんくしゃ):他の人に先立って新しい分野を切り開く人
  • 先覚者(せんかくしゃ):そのことが当然となる以前に、重要性を認識して行動した人
  • 創始者:最初に始めた人
  • 先人:昔の人
  • 草分け:あることを初めて行う人

「先達(せんだつ・せんだち)」の対義語

「先達(せんだつ・せんだち)」には以下のような対義語があります。

  • 後進:仕事や学問などで、それぞれの道で後から進んでくる人
  • 後輩:学問や技芸の道で後に続く人

「先達(せんだつ・せんだち)」の英語訳

「先達(せんだつ)」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • pioneer
    (先駆者)
  • leader
    (先導者)
  • guide
    (案内人)

まとめ

以上、この記事では「先達(せんだつ・せんだち)」について解説しました。

読み方先達(せんだつ・せんだち)
意味ある分野で他の人よりも先に進み、人々を導く人
語源「先」(に) + 「達」(する)
類義語先駆者、先覚者、創始者、先人、草分けなど
対義語後進、後輩など
英語訳pioneer (先駆者)、leader (先導者) 、guide (案内人)

「先達」はさまざまな意味を持つ言葉です。状況に応じて、意味を見分けましょう。