「猜疑心(さいぎしん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「猜疑心(さいぎしん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「猜疑心」の意味をスッキリ理解!

猜疑心(さいぎしん):人を疑う気持ち

「猜疑心」の意味を詳しく


「猜疑心」とは、人を疑う気持ちのことです。

特に、人の言動を素直に受け取らずに、何か裏があるのではないかと疑うことを言います。この疑う気持ちの中には、妬む気持ちが含まれていることがあります。

また、相手の言動によって自分に不利益が生じるのではないかと考えたりすることを言います。

    「猜疑」とは、人の言動を素直に対して、素直に受け取らず何か企んでいるのではないかと疑ったり妬んだりすることです。

    「猜」には、「うたがう」「ねたむ」「そねむ」という意味があります。

    「疑」は、読んで字のごとく「うたがう」ことを言います。

「猜疑心」の例

では、具体的にどのような気持ちを「猜疑心」と言うのでしょうか。

具体例をあげて考えてみましょう。

たとえば、そこまで親しいわけではない知人や会社の同僚から誕生日プレゼントをもらったとします。あなたなら、これにどのような感想を持ちますか。

人によっては、素直に「ありがたい」「嬉しい」と感じるでしょう。

一方で、「急に誕生日プレゼントをくれるなんて、何か裏があるのだろうか」と感じることもあるのではないでしょうか。しかし、プレゼントを渡した本人としては、純粋にお祝いしたいという気持ちだったのかもしれません。

このように、相手の言動の裏側を疑う気持ちを「猜疑心」言います。また、相手を疑う気持ちが強い場合や、人を疑ってしまう傾向にあることを「猜疑心が強い」と言います。

自分に自信がなかったり、余裕がなかったりすると「猜疑心」を抱きやすくなってしまいます。

「猜疑心」の使い方

「猜疑心」は、以下のように使うことができます。

  1. すぐに猜疑心を抱いてしまう自分が嫌いだ。
  2. 彼は猜疑心が強く、少し付き合いにくい人だ。
  3. 彼女は人を信じることが苦手で、猜疑心に苛(さいな)まれているようだった。

①の例文は、人の言動に対して、何か裏があるのではないかとすぐに勘ぐってしまう自分に嫌気がさしていることを言っています。

②の例文は、「彼」に、自分が何気なくとった言動や良かれと思った行動に対して疑いをかけられてしまうことに、付き合いにくさと感じている様子を表しています。

③の例文の「猜疑心に苛まれる」とは、猜疑心を抱くことに悩んだり苦しんだりすることを言います。猜疑心は、その気持ちを向けられる人にとってもいい気持ちではありませんが、猜疑心を抱く本人にとってもマイナスの感情であると言えます。

「猜疑心」の類義語

「猜疑心」には以下のような類義語があります。

  • 不信感:信用できない気持ち
  • 懐疑心(かいぎしん):物事を疑う心、信頼できない気持ち
  • 疑心暗鬼(ぎしんあんき):一度疑い始めると、何でもないことまで疑問や不安を感じたり、恐ろしく感じたりすること

相手に対して、どこか信用できないと感じることを「不信感を抱く」と言います。

「懐疑心」は、何かを疑ったり、物事の意味や価値に対して否定的に思うことを言います。

あることを疑い始めたら様々なことに疑いが発展し、不安な気持ちが止まらなくなる様子を「疑心暗鬼になる」と言います。

「猜疑心」の英語訳

「猜疑心」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • suspicion
    (猜疑心)
  • suspicious
    (猜疑心が強い)
    He is suspicious of everything.” (彼は猜疑心が強い。)

まとめ

以上、この記事では「猜疑心」について解説しました。

読み方猜疑心(さいぎしん)
意味人を疑う気持ち
類義語不信感、懐疑心、疑心暗鬼
英語訳suspicion(猜疑心)

猜疑心は、人の言動の裏側に何かあるのではないかと疑ってしまうことです。ただし、「猜疑心」を抱かずに、相手の好意を素直にありがたいと受け取れられた方が幸せではないでしょうか。

「猜疑心」の意味をきちんとおさえ、正しく使いこなせるようにしましょう