今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「論旨明快(ろんしめいかい)」です。
言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「論旨明快」をざっくり言うと……
読み方 | 論旨明快(ろんしめいかい) |
---|---|
意味 | 文章や議論の趣旨が明らかで、しっかりしていること。 |
類義語 | 理路整然など |
対義語 | 不得要領、支離滅裂など |
英語訳 | the point of an argument being clearly stated(議論の要点をはっきりさせる), the tenor of an argument being well-reasoned(議論の主旨に、しっかりとした根拠がある) |
「論旨明快」の意味をスッキリ理解!
論旨明快(ろんしめいかい):文章や議論の趣旨が明らかで、しっかりしていること
「論旨明快」の意味を詳しく
論旨明快は「文章や議論に筋道が通っていて、趣旨が明らかでわかりやすいこと」を意味する四字熟語です。
「論旨明快」は、「論旨」と「明快」の二つの熟語から構成されています。論旨は、「議論や意見の要点」を意味します。明快は、「筋道がはっきりしていること」を意味しています。
「論旨明快」の使い方
- 彼のプレゼンは論旨明快としていた。プレゼンの内容は私にとっては未知の分野であったが、とてもわかりやすかった。
- 彼女がまとめてくれた資料は論旨明快なものであり、問題点がよくまとめられていた。
- 日本語は比喩的な表現が多いが、英語は論旨明快な言語である。
「論旨明快」の類義語
論旨明快には以下のような類義語があります。
- 理路整然(りろせいぜん):話や考え方の筋道が、きちんと整っている様子。
「理路整然」は「理路」と「整然」の二つの熟語から成り立っています。理路は「物事の筋道や考え、論理」という意味をもちます。整然は「正しく整った様子」を表します。
このように、「理路整然」は「論旨明快」の類義語であるうえに、熟語自体の構成も「論旨明快」と同じです。
「論旨明快」の対義語
論旨明快には以下のような対義語があります。
- 不得要領(ふとくようりょう):要点がはっきりしないこと。あいまいなこと。
- 支離滅裂(しりめつれつ):統一がなく、ばらばらでまとまりのないこと。めちゃくちゃな様子。
「論旨明快」の英語訳
- the point of an argument being clearly stated
(議論の要点をはっきりさせる) - the tenor of an argument being well-reasoned
(議論の主旨に、しっかりとした根拠がある)
どちらの英語訳にも登場する “argument ” は、「議論」という意味です。
まとめ
以上、この記事では「論旨明快」について解説しました。
読み方 | 論旨明快(ろんしめいかい) |
---|---|
意味 | 文章や議論の趣旨が明らかで、しっかりしていること。 |
類義語 | 理路整然など |
対義語 | 不得要領、支離滅裂など |
英語訳 | the point of an argument being clearly stated(議論の要点をはっきりさせる), the tenor of an argument being well-reasoned(議論の主旨に、しっかりとした根拠がある) |
これを機に、「論旨明快」を活用できるといいですね。