四字熟語「利害得失(りがいとくしつ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「利害得失(りがいとくしつ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「利害得失」の意味をスッキリ理解!

利害得失(りがいとくしつ):利益と損失

「利害得失」の意味を詳しく

「利害得失」とは、利益と損失を表す言葉です。

「利害」と「得失」は、それぞれ「得すること、損すること」といった意味を持ち、類義語を2つ並べることでその意味を強調しています。

「利害」には、「有利なこと、不利なこと」という意味合いもあります。「得失」は、主に社会全体の利益と損失のことを言う場合が多く、「成功と失敗」という意味もあります。

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「利害得失」の使い方

  1. 弊社では何か選択に迫られた時は、まず利害損失を考慮する。
  2. 利害損失ばかりに囚われていては何も動かない。

①の例文のように、物事を進めていく上で「利害得失」を重視して考える場面は数多くあります。

また、②では、例文のように、あまりにも損得勘定にとらわれてしまうと物事を先に進ませることができないということを表しています。

「利害得失」の類義語

利害得失には以下のような類義語があります。

  • 一長一短(いっちょういったん):良い面と悪い面があること
  • 一利一害(いちりいちがい):利点もあれば害もあること
  • 一得一失(いっとくいっしつ):利益を得ると同時に損失もあること
  • 利害損得(りがいそんとく):個人的な利益と損失
  • 利害得喪(りがいとくそう):得ることと失うこと

「一長一短」は、中国の思想家である王充(おうじゅう)が著した『論衡(ろんこう)』が出典です。
架空生物である竜の特徴が「ある時は長く、ある時は短い」と表されていたことから由来しています。その言い回しが語源となり、現代では物事の長所と短所を表す四字熟語になりました。

「一利一害」は、『元史(げんし) 耶律楚材伝(やりつそざいでん)』が出典です。『元史』は古代中国における元時代の史実を収めた歴史書です。『耶律楚材伝』は、耶律楚材という官僚について焦点を当てていることを示しています。

もともとは、「一利を興(おこ)すは一害を除くに若(し)かず」という形であり、「ひとつの利益になることを始めるよりも、ひとつの害を除いたほうが良い」という意味で使われていました。

 

「一得一失」は、中国の歴史書『漢書(かんじょ) 韓信伝(かんしんでん)』が出典です。「一失一得」とも言います。

「利害損得」の、「損得」には「得失」と同じ利益と損失という意味があります。「得失」よりも、より個人的な利益と損失の意味を表す場合が多いです。

「利害得喪」の、「得喪(とくそう)」は、得ることと失うことという意味で使われ、「利害」と合わせることで、その意味を強調しています。

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「利害得失」の英語訳

利害得失を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • advantages and disadvantages
    (長所と短所)
  • merit and demerit
    (利点と欠点)
  • pros and cons
    (賛否両論)
例文
  • The advantages and disadvantages of Japan’s attendance at the meeting must be thoroughly examined.
    (日本がその会議に出席する利害得失をよく考えるべきだ。)
  • Nuclear power has merit and dmerit.
    (原子力発電には利点と欠点がある。)
  • There are pros and cons to the opinion.
    (その意見には賛否両論ある。)

まとめ

以上、この記事では「利害得失」について解説しました。

読み方利害得失(りがいとくしつ)
意味得すること、損すること
類義語一長一短、一利一害、一得一失、利害損得、利害得喪
英語訳advantages and disadvantages(長所と短所)merit and demerit(利点と欠点)pros and cons(賛否両論)

物事には良い面もあれば悪い面もあるというのはつきものですよね。完璧なように見えても思わぬ欠点があったりするもので、それは人間も同じかもしれません。何事もバランスが大事です。「利害得失」の意味を覚えて、ぜひ使ってみてください。

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