「律儀(りちぎ)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「律儀(りちぎ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「律儀」の意味をスッキリ理解!

律儀(りちぎ):きわめて義理堅く、実直であること

「律儀」の意味を詳しく


「律儀」には2つの意味があります。

  1. きわめて義理堅く、実直であること
  2. 健康であること

①:きわめて義理堅く、実直であること

「律儀」の1つ目の意味は、きわめて義理堅く、実直であることです。

義理:「人との付き合いや社会の中で守るべき道徳

つまり、「律儀」は道徳を守り、誠実に人と接することを言います。他にも、正直者で嘘をつかない様子、どんな小さなことでも人にしてもらったことに対して感謝できる様子なども表すことができます。

人に対して損得勘定なく、もらったことをきちんと返そうとする姿勢ですが、それがかえって自分なりの信念が強すぎるばかりに融通が利かない人と捉えられてしまうこともあります。

②:健康であること

「律儀」には「健康であること」という意味もありますが、古典的であるので今はほとんど使われていません。

「律儀」の表記と読み方

「律儀」を「律義」と表記する場合がありますが、「律義」も「律儀」もどちらも正しい表記です。

また、正しい読み方は「りちぎ」です。「律」は他の熟語において「りつ」と読むことが多いですが、「りつぎ」とは読まないので注意しましょう。

「律儀者の子沢山」とは

「律儀」を使ったことわざに「律儀者の子沢山」があります。

真面目で実直な人は浮気などをせず、夫婦仲を育むことができるので子供が多いという意味です。
 

「律儀」の使い方

  1. 彼女は律儀な性格なので、必ず挨拶を欠かさない。
  2. わざわざ報告に来ていただくなんて、律儀にありがとうございます。
  3. 律儀すぎるとめんどくさいと思われることもあるだろう。
  4. 彼は非常によく働く律儀者だ。

「律儀」は実直で誠実な人の性格を表す言葉であるので、特定の誰かのことを指して「律儀な性格」と言います。

度を超えて「律儀」である様子は③の例文のように「律儀すぎる」と表現します。他人から見てそこまでしなくてもと思われてしまうことのないよう、常識的な範囲内で「律儀」であることが望ましいと言えます。

 

④の例文のように「律儀な人」という意味を込めて「律儀者」と表現することもあります。

「律儀」を使ったことわざに「律儀者の子沢山」があります。真面目で実直な人は浮気などをせず、夫婦仲を育むことができるので子供が多いという意味です。

「律儀」の語源

「律儀」は元は仏教語で、修行僧が生活上で守るべき戒めや規則のことを言いました。

「儀」は儀則、つまり「決まり」を意味します。律法儀式に則って、悪行を働かないようにすることを意訳して「律儀」と言うようになりました。しかし、ここでは「りつぎ」と読みます。

「律儀(りちぎ)」はそれが音転して、一般生活の中で約束を固く守る様子を示して使われるようになりました。

「律儀」の類義語

「律儀」には以下のような類義語があります。

  • 実直:誠実で正直なこと
  • 誠実:真面目で、真心を持って人や物事に接すること
  • 謹厳(きんげん):軽はずみでないこと

「律儀」の対義語

「律儀」には以下のような対義語があります。

  • 不義理:義理を欠くこと
  • 不真面目:真面目でないこと
  • 恩知らず:恩を受けてもありがたいと思わず、報いる気のないこと
  • 狡猾:ずるいこと、悪がしこいこと

「律儀」の英語訳

「律儀」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • honest
    (正直な)
  • faithful
    (忠実な、誠実な)
  • dutifully
    (従順に)
例文
  • He was faithful, kind and considerate person.(彼は律儀で細かな気遣いに長けたマメな人である。)

まとめ

以上、この記事では「律儀」について解説しました。

読み方律儀(りちぎ)
意味きわめて義理堅く、実直であること
語源修行僧が生活上で守るべき戒めや規則
類義語実直、誠実、謹厳
対義語不義理、不真面目、恩知らずなど
英語訳honest, faithful, dutifully

「律儀」は挨拶などの場面で日常的に使われる言葉です。ぜひ活用しましょう。