「オーバーシュート」の意味とは？使い方から英語や対義語まで解説

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「オーバーシュート」です。
「オーバーシュート」の意味、使い方、語源、類義語、対義語について分かりやすく解説します。

☆「オーバーシュート」をざっくり言うと……

「オーバーシュート」とは？

「オーバーシュート」の意味を詳しく

「オーバーシュート」とは、度を越していることです。

「オーバーシュート」は感染症医療で用いられる場合と金融で使われる場合で意味が異なります。それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。

感染症医療で使われる「オーバーシュート」

感染症医療で使われる「オーバーシュート」は感染者が爆発的に増加することという意味です。

より厳密に言うと、感染者の数が予想値を大幅に超えて増えた時に「オーバーシュート」と呼ばれます。

2019～2020年の新型コロナウイルス(COVID-19)の日本での流行について政府の専門家会議が以下のような発言をしたことで、この言葉が有名になりました。

「孤発例※が増えていくということは、感染実態を必ずしもつかめていないということを意味する。こういうことが続くと爆発的患者急増（オーバーシュート）につながりかねない」

※孤発例：感染経路がわからない患者

金融で使われる「オーバーシュート」

金融で使われる「オーバーシュート」は相場の行き過ぎた変動のことです。具体的には以下のような場面で使われます。

その時の経済の状況に応じて分析し、予想される適切な価格から大きくかけ離れた時に「オーバーシュート」を使います。

新型コロナウイルス感染症で有名になる前は、オーバーシュートは主に金融業界で用いられていました。

「オーバーシュート」の使い方

②③の例文では「オーバーシュート」は「相場の行き過ぎた変動」という意味で用いられています。

「オーバーシュート」の語源

オーバーシュートの語源は英語の “overshoot” です。

英語の “overshoot” の意味は以下のとおりです。

このうち、「行き過ぎる」の意味からカタカナ語の「オーバーシュート」が生まれました。

「オーバーシュート」の類義語

オーバーシュートには以下のような類義語があります。

英語の「pandemic」と「epidemic」と「endemic」の違いとは？

2022年1月13日

「オーバーシュート」の対義語

オーバーシュートには以下のような対義語があります。

まとめ

以上、この記事では「オーバーシュート」について解説しました。

オーバーシュートは今注目されている言葉です。意味を抑えておきましょう。