「pandemic」と「epidemic」と「endemic」の 違いを解説!

違いのギモン

冬は多くのウイルスにとって活動が活発になる時期です。風邪やインフルエンザを始めとした、さまざまな感染症が流行します。

特別大きな病がはやると、「pandemic」という言葉を耳にするようになります。

意味を理解しないで使っている人もいるでしょう。

今回は、「pandemic」と「epidemic」と「endemic」の違いについて解説していきます。

結論:流行している地域の規模が違う

「pandemic」は複数の国にわたって深刻な被害を起こす病気の流行を指します。一方、「epidemic」は広い地域での急激な流行を指します。また、「endemic」は限られた地域において、病気が繰り返し流行することを指します。

「pandemic」をもっと詳しく


「pandemic(パンデミック)」は「複数の国にわたって深刻な被害を起こす病気の流行」を指します。

つまり、世界規模での流行を意味しており、日本語では「世界流行」と呼ばれます。

また、病気とは関係なく、単に「世界的に流行しているもの」を指す場合もあります。

過去に「pandemic」を起こした主な病気をまとめました。

  • ペスト
    古くからある伝染病で、手足が黒く変色することがあるため「黒死病」とも呼ばれます。
  • インフルエンザ
    1900年代にはスペインかぜやアジアかぜと呼ばれるインフルエンザがパンデミックを起こし、多くの死者を出しました。2009年には豚インフルエンザが発生しています。
  • コレラ
    19世紀に発生した伝染病で、過去7度のパンデミックが起きています。
  • コロナウイルス
    SARSやMERSというコロナウイルスが21世紀に入り流行しています。また、2019年に新型コロナウイルスが発生しパンデミックを起こしています。

「pandemic」の使い方の例

「pandemic」を使用した例文を紹介します。

  1. 新型インフルエンザがパンデミックを起こしているため、我が国の空港は全面封鎖された。
  2. 中学生の作ったゲームアプリが評判となり、パンデミックを起こした。

①は「ウイルスの世界流行」という意味で「pandemic」が使われます。

②の「pandemic」は「世界的な流行」という意味です。

「epidemic」をもっと詳しく


「epidemic(エピデミック)」は「広い地域での急激な流行」を指します。

広い地域とは具体的に範囲が決まっているわけではありませんが、一般的に、国単位に収まっていれば「epidemic」と呼ばれます。

2016年に南米を中心に流行したジカ熱や、蚊を媒介に広がるデング熱が「epidemic」と呼ばれた病気です。

「epidemic」の使い方の例

「epidemic」を使用した例文を紹介します。

  1. 各国が対策を強化していたら、エピデミックで収まっていただろうに。
  2. 最初の感染者確認からわずか一週間でエピデミックにいたった。

①は「国単位に収まる病気の流行」という意味で「epidemic」が使われています。

②の「epidemic」は「広い地域での急激な流行」という意味です。

「endemic」をもっと詳しく

「endemic(エンデミック)」は「限られた地域において、病気が繰り返し流行すること」を指します。「風土病」や「地域流行」と言い換えることができます。

また、病気とは関係なく「(習慣や動植物が)その土地特有のもの」という意味で使われる場合もあります。

「endemic」の使い方の例

「endemic」を使用した例文を紹介します。

  1. かつて猛威を振るった感染症は、とある地域のエンデミックになった。
  2. 味噌汁にせんべいを入れるなんて聞いたことがないよ。それは君の故郷のエンデミックじゃないの?

①は「限られた地域において、病気が繰り返し流行すること」という意味で「endemic」が使われています。

②の「endemic」は「その土地特有のもの」という意味です。

まとめ

以上、この記事では、「pandemic」「epidemic」「endemic」の違いについて解説しました。

  • pandemic:複数の国にわたって深刻な被害を起こす病気の流行
  • epidemic:広い地域での急激な流行
  • endemic:限られた地域において、病気が繰り返し流行すること
感染症がはやったときは、「pandemic」「epidemic」「endemic」のどれに当てはまっているかを判断し、個人にできる対策を取りましょう。