「雄々しい」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

「雄々しい」とは「男らしく勇ましいさま」という意味です。

「雄々しい」を「おすおすしい」や「ゆうゆうしい」と間違えて読んでしまったことはありませんか?

正しくは「おおしい」と読み、男性だけではなく女性に対しても使える言葉です。

この記事では、「雄々しい」の意味や使い方についてわかりやすく解説します。

「雄々しい」の意味

雄々おおしい
男らしく勇ましいさま

「雄々しい」は、「男らしく勇ましいさま」を表します。

「雄々しい」は「男男(おお)しい」と表記することもあります。

「雄々しい」とは、具体的には以下のような様子のことを表します。

「雄々しい」の表すもの
  • 力強い
  • たくましい
  • 精力あふれる
  • 自信がある
  • 堂々としている など

「雄々しい」の成り立ち

「雄々しい」は、以下のような成り立ちをしています。

  • 雄々
    「雄」(動物のオスを意味する漢字)を重ねたかたち
  • しい
    形容詞をつくる役割をもつ言葉

つまり、「雄々しい」は男性らしいことを表します。

「雄々しい」の使い方

「雄々しい」は以下のように使います。

  1. 人やものに対して使う
  2. 行動に対して使う

それぞれの使い方について、例文と一緒に見ていきましょう。

①人やものに対して使う

「雄々しい」は、人やものが男らしく勇ましいさまを表すときに使います。

例文
  1. 彼は雄々しげな表情が印象的な俳優だ。
  2. 雄々しい男性が好きだという女性は少なくない。
  3. 樹齢千年を超える大木の雄々しい姿に胸を打たれた。
  4. 槍ヶ岳(やりがたけ)は雄々しい山として有名だ。

②行動に対して使う

「雄々しい」は、行動が男らしく勇ましいことを表すときにも使います。

例文
  1. 彼は困難にも雄々しく立ち向かった。
  2. 自軍の士気を上げるために、雄々しい叫び声をあげた。
  3. 彼女はその場にいる誰よりも雄々しく振る舞った。
女性に使うときは注意が必要

「雄々しい」は女性に対しても使えます。

しかし、「雄」という漢字には男性的という意味合いがあるため、人によっては不快な思いを抱いてしまう場合があります。

使う際には注意しましょう。

「雄々しい」人の特徴

「雄々しい人」の特徴には以下のようなものがあります。

  1. 力強い
  2. 団体行動がうまい
  3. 自分には関心がない

それぞれ見ていきましょう。

特徴①力強い

「雄々しい」人は、健康的で力が強いことが多いです

肉体的にも精神的にもエネルギッシュで、周りを明るくする存在なのです。

そのため、集団の中にいても良い意味で目立ったり、周りの人から頼りにされたりします。

特徴②団体行動がうまい

「雄々しい」人は、団体行動が上手です

誰に対しても態度を変えることがないので目上から気に入られ、面倒見も良いので目下からも信頼されます。

常に堂々としているので、リーダーを任されることも多いです。

特徴③自分には関心がない

「雄々しい」人は、周りのことを考える傾向があるので、自分自身のことにはあまり関心がないことが多いです

自分自身の変化に鈍感だったり、外見を磨くことに無頓着だったりします。

「雄々しい」の類義語

「雄々しい」には以下のような類義語があります。

  • 男らしい
  • 男っぽい
  • たくましい
    体ががっしりしていて力強い
  • 力強い
    いかにも力がありそうに見えるさま。頼りになるさま
  • 勇ましい
    勢いが強く、積極的に向かっていくさま
  • 勇敢(ゆうかん)な
    勇気があり、危険や困難を恐れないさま
  • 勇猛(ゆうもう)な
    勇気があって何物も恐れないこさま
  • 堂々たる
    堂々としているさま
  • 精悍(せいかん)
    表情などに力強さや鋭敏さが感じられるさま。強く鋭くて好ましいさま
  • 度胸がある
    どんなことがあっても動じないさま。気後れしない精神力のあるさま
  • 大胆
    物を恐れない度胸があること
  • 大胆不敵
    度胸があって恐れ知らずなこと
  • 凛々しい
    力強さ・意志の強さが感じられ頼りがいのあること
  • 健気(けなげ)
    弱い者が困難なことに立ち向かっていくさま
  • 猛々(たけだけ)しい
    勇ましくて強そうなさま。図々しい

「雄々しい」と「猛々しい」の違い

「雄々しい」と「猛々しい」には、以下のような違いがあります。

雄々しい猛々しい
意味男らしく勇ましいさま①勇ましくて強そうなさま
②図々しい
イメージ男らしい図々しい

「雄々しい」と「猛々しい」は、図々しいという意味があるかどうかが異なります

「猛々しい」には、「勇ましくて強そうなさま」だけではなく「図々しく厚かましい」という意味もあります。

そのため、一般的に褒め言葉としては「猛々しい」よりも「雄々しい」を使う方が無難です。

例文
  1. 海外で修行しただけあって、彼は猛々しい雰囲気をまとっている。
  2. カンニングした生徒が怒られても猛々しい態度をとっているので、反省するように注意した。
  3. 自分は何もしていないのにご飯だけ食べて帰るなんて、猛々しい人物だ。
  4. 罪を犯したのに認めないだなんて、彼は盗人猛々(ぬすっとたけだけ)しい人物だ。

①は「勇ましくて強そうなさま」という意味で使っています。

②③は「図々しく厚かましい」という意味で使っています。

④の「盗人猛々しい」とは、「盗みをしたのに平気でいるさま」「悪いことをして開き直るさま」という意味です。

「雄々しい」と「勇ましい」の違い

「雄々しい」と「勇ましい」には、以下のような違いがあります。

雄々しい勇ましい
意味男らしく勇ましいさま勢いが強く、積極的に向かっていくさま
イメージ男らしい勇気がある

「雄々しい」と「勇ましい」は、男らしいという意味があるかどうかが異なります

「雄々しい」は、男らしいという意味があるため、女性に対して使う際は注意が必要です。

「勇ましい」は、男らしいという意味がないため、女性に対しても褒め言葉として使えます。

「雄々しい」の対義語

「雄々しい」には以下のような対義語があります。

  • 女々(めめ)しい
    考えや行動が女性のようであること。意気地がないこと。勇気がないこと

「女々しい」は、一般的には男性を否定したり馬鹿にしたりするときに使います。

「雄々しい」の英語訳

「雄々しい」には「男らしい」と「勇ましい」の2つの意味合いがあります。

それぞれの意味合いに分けて、英語訳を紹介します。

「男らしい」の意味合い
  • manly
    (男らしい)
  • like a man
    (男らしい)
「勇ましい」の意味合い
  • brave
    (勇敢な)
  • gallant
    (勇敢な)
  • valiant
    (勇敢な)
  • majestic
    (荘厳な。堂々とした)

上記の単語を使った表現には、次のようなものがあります。

例文
  • manly behavior
    (男らしいふるまい)
  • to behave manfully
    (男らしく振る舞う)
  • a gallant man
    (勇敢な男性)
  • a brave disposition
    (勇敢な気質)

「雄々しい」のまとめ

以上、この記事では「雄々しい」について解説しました。

読み方雄々しい(おおしい)
意味男らしく勇ましいさま
類義語勇ましい、精悍な、猛々しいなど
対義語女々しい
英語訳manly(男らしい)、like a man(男らしい)、brave(勇敢な)など

「雄々しい」は男性だけではなく女性にも使えますが、使う際には注意が必要です。

相手に対する配慮を忘れないように使いましょう。