「健気(けなげ)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「健気(けなげ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「健気」の意味をスッキリ理解!

健気(けなげ):弱い者が困難なことに立ち向かっていくさま

「健気」の意味を詳しく

「健気」とは、「年少者や力の弱い者が困難なことに立ち向かっていくさま」という意味です。

「大変な状況の中でも、黙々とがんばる子どもの姿」をイメージすると分かりやすくなるでしょう。主に、真面目さでひたむきさといった性格や言動を表します

また、その姿によって「同情を誘われる」「かわいそう」という感情を抱く、というニュアンスも含まれています。

 

「健気」には、この意味の他に「勇ましいさま」「健康であるさま」という意味もあります。しかし、どちらの意味も現在はほとんど使われていません。

また、「健気」は読み方が難しい漢字です。「けなげ」が正しい読み方となっています。

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「健気」の使い方

「健気」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. 貧しくても笑顔を見せる子どもたちの健気な姿に、胸が締め付けられる思いがした。
  2. 映画の主人公の小さなロボットは、健気で愛くるしかった。
  3. ハチ公は、すでに亡くなっていた主人の帰りを健気に待ち続けたと言われている。

上記の例文のように、「健気」は「子ども」や「ペット」などという「力の弱い存在」が困難を前に努力しているさまを形容するのに用いられます。

①の例文では、貧しい生活という「困難」に対して笑顔を見せる姿を「健気」で表現しています。

②の例文のように、映画などの物語に出てくる登場人物の姿を「健気」と表すことも多くあります。

 

③は、渋谷にある銅像で有名なハチ公のストーリーについて触れています。ハチは上野英三郎という人に飼われていた犬でした。上野氏が仕事から帰る時、ハチは毎日渋谷駅で待っており、一緒に帰宅していました。

ある日、上野氏は仕事場で急死してしまいます。しかし、こうして主人が亡くなった後も、ハチはその姿を探して駅で待ち続けたのです。ハチ公は、まさに「健気さ」の象徴といえます。

「健気」の語源

「健気」という熟語は、「けなり」という言葉が由来となっています。

「けなり」は漢字で「異(け)なり」と書き、「他と異なること」「他より勝っていること」という意味でした。これが、時代を経るにつれて「けなりい」「けなりがる」というように段々と変化していきます。最終的に「けなりげ」がさらに略されて「けなげ」と表すようになったとされています。

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「健気」の類義語

健気には以下のような類義語があります。

  • 殊勝(しゅしょう):心がけや行動などが感心なさま
  • 神妙(しんみょう):心がけや行いが立派ですぐれていること

これらの熟語は、「心の持ちようが立派なさま」という意味を表しているという点で「健気」と共通しています。ですが、それぞれのニュアンスは異なっています。

まず、「年少者や弱い者」という対象が決まっているのは「健気」のみです。次に「殊勝」は他の熟語と比べて、「心掛けが立派であること」を強調しています。最後に「神妙」には、「いつもよりも」という意味合いが含まれています。

それぞれのニュアンスの違いを理解して、上手く使い分けましょう。

「健気」の英語訳

健気を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • brave
    (勇敢な)
  • admirable
    (称賛に値する)

英語には、「健気」の意味をニュアンスまで直接表すことのできる表現はありません。

「健気」の「弱くても頑張る姿」という意味を表すには、「勇敢」を意味する “brave” を用います。また、「ひたむきさが見事だと感じる」と意味で「健気」を表現したい場合は、 “admirable” を使いましょう。

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まとめ

以上、この記事では「健気」について解説しました。

読み方 健気(けなげ)
意味 弱い者が困難なことに立ち向かっていくさま
語源 「けなりげ」という言葉から
類義語 殊勝、神妙
英語訳 brave(勇敢な)、admirable(称賛に値する)

「健気」は、古くから使われている意味と、現在使われている意味が異なっています。そのため、意味と熟語の見た目が合っておらず、混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。

いざ「健気」という言葉を使う場面が来た時のために、しっかりと意味と使い方を理解しておきましょう。

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