ことわざ「二兎を追う者は一兎をも得ず」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)」です。

言葉の意味、使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「二兎を追う者は一兎をも得ず」の意味をスッキリ理解!

二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず):欲を出して同時に二つのことを追い求めてしまうと、結局どちらも手に入らないということのたとえ

「二兎を追う者は一兎をも得ず」の意味を詳しく


「二兎を追う者は一兎をも得ず」は、欲を出して同時に二つのことを追い求めてしまうと、結局どちらも手に入らないということをたとえたことわざです。

また、集中すべきこと以外に気を取られてはならないという、戒めの意味も込められています。

 

例えとして、高校三年生を想像してみてください。

高校三年生の夏には、引退試合があります。また、冬には入試がありますよね。

 

仮に、A君の所属している部が、激しいレギュラー争いが繰り広げられる強豪チームだとします。また、A君は勉強も怠らず、東大を目指しているとしましょう。

どちらも非常に狭き門だからこそ、果てしない努力を必要とします。しかし、片方のことを頑張っている時間は、もう片方のことに取り組むことができません。

 

もし、レギュラーも東大も、彼にとって実力より上の目標だった場合、どっちつかずな結果になる可能性が高いです。つまり、どちらも頑張った結果、部活は補欠で入試は不合格、となりかねません。

このような、結果として何も達成できない状況こそが、「二兎を追う者は一兎をも得ず」なのです。

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「二兎を追う者は一兎をも得ず」の使い方

  1. 二兎追う者は一兎をも得ずだから、今は一つのことに集中しなさい。
  2. あなたの成績が下がったのは他のことに興味が行ってしまったからだ。まさに、二兎追う者は一兎をも得ずだと思う。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」の由来

二匹の兎(うさぎ)を追いかけていたら、どちらも捕まえることができなかったというエピソードが「二兎を追う者は一兎をも得ず」の由来です。

もともと、「二兎を追う者は一兎をも得ず」は、古代ローマ時代の西洋のことわざからできたものだとする説が有力です。

しかし、正確には分かっていません。

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「二兎を追う者は一兎をも得ず」の類義語

「二兎を追う者は一兎をも得ず」には以下のような類義語があります。

  • 虻蜂(えびはち)取らず:両方手に入れようとして、結局どちらも手に入らないことの例え
  • 大欲は無欲に似たり:大望を抱いている人は、小さな欲には目もくれないから、一見無欲に見えるということ
  • 欲の熊鷹股裂くる(よくのくまたかまたさくる):あまりに欲が深いと、自分の身に災いをもたらすということ
  • 一も取らず、二も取らず:二つのものを同時に手に入れようとすると、どちらも手に入らないことの例え

「二兎を追う者は一兎をも得ず」の対義語

「二兎を追う者は一兎をも得ず」には以下のような対義語があります。

  • 一石二鳥:一つの行為から二つの利益を得ること
  • 一挙両得:一つの行動で二つの利益があること
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「二兎を追う者は一兎をも得ず」の英語訳

「二兎を追う者は一兎をも得ず」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • If you run after two hares.
    (二兎追う者は一兎をも得ず)
  • He who runs after two hares will catch neither.
    (二兎追う者は一兎をも得ず)
  • Between two stool the tail goes to ground.
    (二つの腰掛で尻餅をつく)

まとめ

以上、この記事では「二兎を追う者は一兎をも得ず」について解説しました。

読み方二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)
意味欲を出して同時に二つのことを追い求めてしまうと、結局どちらも手に入らないということのたとえ
由来二匹の兎を追いかけていたら、どちらも捕まえることができなかったというエピソードが由来
類義語大欲は無欲に似たり、欲の熊鷹股裂くる、一も取らず、二も取らずなど
対義語一石二鳥、一挙両得など
英語訳If you run after two hares.(二兎を追う者は一兎をも得ず)

目の前のことをひとつひとつ丁寧にこなしていきましょう。

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