今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「古今無双(ここんむそう)」です。
言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「古今無双」をざっくり言うと……
読み方 | 古今無双(ここんむそう) |
---|---|
意味 | 昔から今に至るまで、敵うものが存在しないこと |
類義語 | 海内無双、古今独歩、天下無双など |
英語訳 | unparalleled in history(歴史の中で並ぶものがない) |
「古今無双」の意味をスッキリ理解!
古今無双(ここんむそう):昔から今に至るまで、敵う(かなう)ものが存在しないこと
「古今無双」の意味を詳しく
「古今」とは、「昔から現在までの時間」です。また、「無双」は、ある優れた物や人物に匹敵(ひってき)するものがないことを意味します。
したがって、「古今」と「無双」の二つの熟語を組み合わせると、「昔から今に至るまで、敵うものが存在しないほどに優れていること」という意味になります。
「古今無双」の使い方
古今無双は、「古今無双の〜」というように形容詞的な使い方をします。
具体的には、以下のような例文が挙げられます。
- コンクールで最優秀賞を受賞した彼の作品は、古今無双の傑作(けっさく)だった。
- 一時誰もが諦めた問題を解決させた彼は、古今無双の天才である。
- 彼女は、会場中が感動に包まれるほどの古今無双の演奏を披露した。
「古今無双」の類義語
古今無双には以下のような類義語があります。
- 海内無双(かいだいむそう):この世に比べられるものがないほど、優れていること
- 古今独歩(ここんどっぽ):この世に比べられるものがないほど、優れていること
- 天下無双(てんかむそう):釣り合うものが存在しないほど、優れていること
- 古今無比(ここんむひ):昔から今に至るまで、比べられるものがないこと
- 国士無双(こくしむそう):国の中で、一番優れている人のこと
「海内無双」と「古今独歩」は、全く同じ意味を持っています。
また、「海内無双」の「海内」は、海外と国内のことを意味します。さらに、「古今独歩」の「独歩」とは、他に並ぶものがないほどに優れていることです。
「国士無双」以外の四字熟語は全て、「昔から今までの全てにおいて比べられるものがないこと」を意味しています。「国士無双」は、国の中で一番である様子を表す四字熟語です。
「古今無双」の英語訳
古今無双を英語に訳すと、次のような表現になります。
- unparalleled in history
(歴史の中で並ぶものがない)
まとめ
以上、この記事では「古今無双」について解説しました。
読み方 | 古今無双(ここんむそう) |
---|---|
意味 | 昔から今に至るまで、敵うものが存在しないこと |
類義語 | 海内無双、古今独歩、天下無双など |
英語訳 | unparalleled in history(歴史の中で並ぶものがない) |
「古今無双」だといえるような優れた物や人物に出会ったことはありますか。誰をも圧倒する逸材も、その裏には果てしない努力があったことでしょう。
自分自身が「古今無双」の存在になることができる分野を見つけてみましょう。