故事成語「国士無双(こくしむそう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「国士無双」です。

この言葉は有名ですよね。

そして、響きがとてもかっこいいので、ゲームなどで出てくることもあると思います。

 

しかし、意味を正確に知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

そこで、「国士無双」の意味、由来、例文、類義語、英訳についてわかりやすく解説します。

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「国士無双」の意味をスッキリ理解!

国士無双(こくしむそう):天下に並ぶ者がいないほど大変に優れた人のこと

「国士無双」の意味を詳しく

「国士無双」とは、天下に並ぶ者がいないほど大変に優れた人のことです。

ちなみに、「国士」とは、その国の中でもっとも優れている人物のことを表しています。

また、「無双」とは、並ぶ者がない、という意味になります。

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「国士無双」の由来

「国士無双」の出典は『史記』の淮陰侯伝(わいいんこうでん)です。

そして、「国士無双」はもともとは前漢の高祖劉邦(こうそりゅうほう)に仕えた大将軍の韓信(かんしん)をたたえた表現です。

詳しく見ていきましょう。

 

紀元前200年ごろ、項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)は力を合わせて秦(しん)を倒しました。

このあと権威を握った項羽は、劉邦を漢中(かんちゅう)・巴蜀(はしょく)という辺ぴな場所の王に任命しました。

そして、この場所は故郷からあまりにも遠かったため、将軍や兵士の多くが逃げ出してしまいました。

それは、韓信も例外ではありませんでした。

 

そんな中、丞相(じょうしょう)であった蕭何(しょうか)も逃げ出してしまった、という話を聞いた劉邦は怒るとともに悲しみます。

しかし、蕭何は数日後に戻ってきました。

これに劉邦は安どするとともに怒り、「逃げたのではなかったのか」と問いかけると、蕭何は「逃げていたのではなく、逃げ出した韓信を追いかけていたのだ」と答えます。

 

そして、劉邦は「なぜほかの逃げ出した将軍は追いかけないのに、韓信だけは追いかけたのだ」と問います。

すると、蕭何は「韓信は国士無双であり、ほかの将軍とは違います。劉邦がここにずっと留まるつもりなら韓信は必要ないが、ここを出て天下を争おうとするならば韓信は不可欠なのです」と答えたのです。

その後、韓信は大活躍をし、劉邦が天下を取るのに大きな貢献をすることになります。

「国士無双」の例文

  1. 彼は国士無双のプロボクサーだ。
  2. その武将は国士無双だ。
  3. 国士無双の男になるには大変な努力が必要になるだろう。
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「国士無双」の類義語

「国士無双」には以下のような類義語があります。

  • 古今無双
  • 天下無双
  • 海内無双(かいだいむそう)
  • 天下一品
  • 天下第一
  • 天下無類
  • 当代第一
  • 当代無双
  • 天下無敵

「国士無双」の英語訳

「国士無双」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • thirteen grades of imperial
    (国士無双)
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まとめ

以上、この記事では「国士無双」について解説しました。

読み方 国士無双(こくしむそう)
意味 天下に並ぶ者がいないほど大変に優れた人のこと
由来 蕭何が韓信を「国士無双だ」と評価したことから
類義語 天下無双、天下一品、当代第一、など
英語訳 thirteen grades of imperial

「国士無双」は最高のほめ言葉だったんですね。

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