「生粋(きっすい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「生粋(きっすい)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「生粋」の意味をスッキリ理解!

生粋(きっすい):混じりけが全くないこと

「生粋」の意味を詳しく

「生粋」とは、混じりけが全くないことという意味です。

出身や素性に混じりけがなく、純粋であることを意味します。

「生粋」は血筋、性格、出生地を説明する言葉なので、人に対して使います。物に対しては使うことができないので注意しましょう。

読み方は「きっすい」です。「生」は「生糸」などにも使われているように、「き」と読むことができます。そのため、元は「きすい」と読まれていましたが、のちに音が変化しました。

「生粋」の使い方

  1. 彼は生粋の江戸っ子だ。
  2. 彼は外国人みたいな顔立ちだが、生粋の日本人である。
  3. あの子は生粋のお嬢様なので、カードでしか買い物をしたことがないそうだ。

「生粋」は基本的に「生粋の〇〇」の形で用います。出身地や国、その人の特性などを表す名詞が後に続きます。

よくある言い回しを以下に紹介します。

  • 生粋の浪速っ子
  • 生粋の江戸っ子
  • 生粋の関西人
  • 生粋の日本人
  • 生粋のバカ
  • 生粋のお嬢様

「生粋の浪速っ子」は、生まれも育ちも大阪近辺で、別の場所には暮らしたことがないという意味を表します。

聞き覚えのある表現はやはり出身を表すことが多いですが、「生粋の政治家」などのように職業などをつなげることもあります。

「生粋」の語源

「生粋」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :何も加えられないまま
  • :清らかなこと

「粋」は完璧に精米した米が成り立ちとされ、「全く混じりけのないこと」という意味の漢字です。「生」と「粋」は似た意味を持っています。

ここから「生粋」は混じりけが全くないことという意味になりました。

「生粋」の類義語

「生粋」には以下のような類義語があります。

  • 純粋:まじり気がないこと、邪念や私欲がないこと
  • 無垢:心身が汚れておらず純粋なこと
  • 単純:単一で他の要素がないこと
  • 生一本:純粋でまじり気のないこと、もの
  • ちゃきちゃき:血筋にまじり気がないこと

「ちゃきちゃき」とは、「嫡々(ちゃくちゃく)」が変化してできた言葉で、正妻から生まれた子供である嫡子から嫡子へと家を継ぐことを意味していました。ここから、血統が受け継がれている様子を表すようになりました。

「生粋」の対義語

「生粋」には以下のような対義語があります。

  • 不純:純真でないこと、混じりけがあること
  • 不浄:けがれていること
  • 亜流:第一流の人に追随し、それを真似るだけでなく独創性がなく、劣っていること
  • 擬似:本物とよく似ていて区別がつきにくいこと
  • 二番煎じ:一度煎じたものをもう一度煎じたお茶、二度目のもの

「生粋」の英語訳

「生粋」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • native
    (生粋な)
  • native-born
    (出生地、自国の、本来の)
  • pure
    (純粋な)
例文
  • He is a native American.(彼は生粋のアメリカ人です。)
  • He has a face like native-born Japanese.(彼は生粋の日本人のような顔立ちである。)

まとめ

以上、この記事では「生粋」について解説しました。

読み方生粋(きっすい)
意味混じりけが全くないこと
語源「何も加えられないまま」「清らかなこと」という意味の漢字から
類義語純真、無垢、単純など
対義語不純、不浄、亜流など
英語訳native, native-born, pure

「生粋」は使い方が限定的であるため、汎用性の高い熟語ではありません。「生粋」と表せる対象は人のみです。物には使えないなどの注意点を意識せずに用いている可能性があるので、今一度、使い方を確認しましょう。