ことわざ「情けは人の為ならず」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)」です。

言葉の意味、使い方、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「情けは人の為ならず」の意味をスッキリ理解!

情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず):他人に親切にしていれば、巡り巡って自分にもよい報いがまわってくるということ

「情けは人の為ならず」の意味を詳しく


「情けは人の為ならず」は、他人に親切にしていれば、巡り巡って自分にもよい報いがまわってくるということを表したことわざです。

そもそも情けとは、人情のことです。つまり、思いやりの気持ちや、暖かい心遣いのことを表します。

実はもともと、「情けは人の為ならず。めぐりめぐって己(おの)がため。」という言葉で、これが短縮されたものなのです。

 

このことわざは、日本人の約半数が誤解して使っています。

「情けは人の為ならず」だけ見ると、否定形のような終わり方になっています。このことから、情けをかけてもかえってその人のためにはならない、と間違った解釈してしまう人が出てきてしまいました。

 

日本には、古くから「恩送り」という考え方があります。

恩送りとは、誰かからいただいた恩を別の人に送り、その後何人も経由して、自分のところへ戻ってくるという考え方です。つまり、世の中を恩が巡っているということです。

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「情けは人の為ならず」の使い方

  1. 情けは人の為ならずなんだから、電車の席は譲り合いたい。
  2. 情けは人の為ならず。人には親切にしよう。

「情けは人の為ならず」の類義語

情けは人の為ならずには以下のような類義語があります。

  • 因果応報:良い行いをすれば良い報いがあり、悪い行いをすればそれが返ってくるということ
  • 善因善果:良いことをすれば、良いことに恵まれるということ
  • 思えば思わるる:自分が好意的になれば、相手も好意的に思ってくれるということ
  • 積善(せきぜん)の家には必ず余慶(よけい)あり:良いことを重ねているような人がいる家庭には、自然に良いことが集まるということ
  • 人を思うは身を思う:他人に優しくしていれば、やがて報われて自分のためになるということ
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「情けは人の為ならず」の対義語

情けは人の為ならずには以下のような対義語があります。

  • 恩が仇(あだ):恩を受けた人に対して、恩を返すどころか害を加えるような仕打ちをすること
  • 慈悲が仇になる:好意を持ってしたことが、相手にとって返って仇になるということ
  • 情けが仇:上記と同じ、好意を持ってしたことが、相手にとって返って仇になるということ
  • 情けの罪科:好意でしたことが、返って相手のためにならないこと
  • 情けも過ぐれば仇となる:好意も、やりすぎてしまうと、それが返ってよくないことになること

「情けは人の為ならず」の英語訳

情けは人の為ならずを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • One good turn deserves another.
    (ひとつの善い行いはもうひとつの善い行いを受けるに足りる。)
  • Kindness is never lost.
    (親切は決して失われることはない。)
  • Charity brings its own reward.
    (慈善事業は自分自身の報酬を持ってきてくれる。)
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まとめ

以上、この記事では「情けは人の為ならず」について解説しました。

読み方情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)
意味他人に親切にしていれば、巡り巡って自分にもよい報いがまわってくるということ
類義語因果応報、善因善果、思えば思わるるなど
対義語恩が仇、慈悲が仇になる、情けが仇など
英語訳One good turn deserves another.(ひとつの善い行いはもうひとつの善い行いを受けるに足りる。)

意味を間違えて使っていた人は多いのではないでしょうか。ぜひ、正しい使い方を知っておきたいですね。

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