ことわざ「思い立ったが吉日」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「思い立ったが吉日 (おもいたったがきちじつ)」です。

この記事では、「思い立ったが吉日」の意味や使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「思い立ったが吉日」の意味をスッキリ理解!

思い立ったが吉日:何かしようと思ったら、すぐに実行した方が良いということ

「思い立ったが吉日」の意味を詳しく


「思い立ったが吉日」とは、何かしようと思ったら、日を選ばずにすぐに実行した方が良いということを意味します。「思い立つ日が吉日」「思い立つ日を吉日」とも言います。

皆さんは、心の中で「あれやってみたいな」「これをやろうかな」「こうしたらいいのではないか」といったことを考えることも多いと思います。しかし、それをすぐに実行に移す人はあまり多くないのではないでしょうか。

 

例えば、「勉強しよう」「ダイエットしよう」と心にその場で決めたとします。しかし、なかなか実行に移せず、「次の日から」と後回しにしてしまう傾向が多く見られます。

さらに仕事においても同じ場面はあります。頭の中で面白そうな企画が浮かんだとします。しかし、上司の顔を伺ったり、上手くいかなかったときのことを考えたりして、「企画書を書く」という行動に移せないというような場面です。

その時にぜひ教訓にしていただきたいのが、「思い立ったが吉日」ということわざです。

 

「勉強しよう」「ダイエットしよう」と思って、「次の日から」と後回しにしたと想像してみてください。次の日に「今日から頑張ろう」と言い、そこから努力を継続できそうでしょうか。

なかにはできる人もいると思います。しかし、多くの人は後回しにしたことで、自分に甘えが生まれてしまいます。

仕事における企画案についても同様です。いろいろと考えてすぐに実行に移せていなかったら、社内の他の人、競合関係にある会社に、同じような企画で先を越されてしまうかもしれません。

 

どちらも、思い立ってすぐに行動に移せればよい結果を生みそうな場面です。

思い立ったらすぐに行動に移すというのは、頭で分かってはいても実際には難しいものです。「思い立ったが吉日」という言葉を、その都度思い出してみるとすぐに実行できるかもしれませんね。

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「思い立ったが吉日」の使い方

  1. ダイエットをしなければ。思い立ったが吉日、今日からランニングしよう。
  2. 思い立ったが吉日ということで、最新版のテレビを買ってきた。
  3. ○○大学に行きたくなった。思い立ったが吉日、今から勉強を始める。

どの例文も、「思い立ったが吉日」という言葉の後に、具体的な行動を伴っています。「思い立ったが吉日」を使う場合は、具体的な行動に関する記述を伴って言う場合が基本です。

「思い立ったが吉日」の由来

「思い立ったが吉日」の由来は、能の曲目である「唐船(とうせん)」にあります。その会話の中で、「思い立つ日を吉日」というセリフがあり、ことわざとして使われるようになりました。

「吉日」とは、何かをするには縁起(えんぎ)のいい日、めでたい日を指します。特に大安の日は、昔から縁起のいい日とされていますよね。「大安吉日」という言葉まであります。

 

このことわざで言うと、何かをやろうと思ったその日が吉日、つまり縁起のいい日だということです。

縁起のいい日にやれば、うまくいくから、あれこれ考えずにその日にやるべきだというイメージでとらえるとよいでしょう。

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「思い立ったが吉日」の類義語

「思い立ったが吉日」には以下のような類義語があります。

  • 善は急げ(ぜんはいそげ):良いことだと思ったら、急いで行うべきだということ。
  • 善は急げ悪は延べよ(ぜんはいそげあくはのべよ):良いことは急いで実行し、悪いことはなるべく実行を延ばすべきだということ。
  • 旨いものは宵に食え(うまいものはよいにくえ):良いことはためらわずに、早くやることべきだということ。
  • 今日の一針明日の十針(きょうのひとはりあすのとはり):処置が遅れると、あとで苦労するということ。
  • 今日できることを明日に延ばすな:今日できることは今日中にやれということ。
  • 好機逃すべからず(こうきのがすべからず):良い機会は逃すべきではないということ。

「思い立ったが吉日」の対義語

「思い立ったが吉日」には以下のような対義語があります。

  • 物には時節(ものにはじせつ):物事には、それぞれするのに適した時機があり、それを無視してもうまくはいかないということ。
  • 石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる): 用心の上にさらに用心を重ねて物事を行うこと。
  • 念には念を入れよ:用心には用心を重ねるべきだということ。
  • 急がば回れ(いそがばまわれ):急ぎの仕事こそ、遠回りに見える確実な方法をとるべきだということ。
  • 鉄は熱いうちに打て : 物事は熱意があるうちに、手遅れとならないように行うべきだということ。
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「思い立ったが吉日」の英語訳

「思い立ったが吉日」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Never put off till tomorrow what you can do today.
    (今日できることを明日に延ばすな。)
  • There is no time like the present.
    (現在のような時間はない。)
  • Strike while the iron is hot.
    (鉄は熱いうちに打て。)

まとめ

以上、この記事では「思い立ったが吉日」について解説しました。

読み方 思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)
意味 何かしようと思ったら、日を選ばずにその日すぐに実行した方が良いということ
由来 能の曲目である「唐船」
類義語 善は急げ、旨いものは宵に食え、今日の一針明日の十針など
対義語 物には時節、石橋を叩いて渡る、急がば回れなど
英語訳 Never put off till tomorrow what you can do today. (今日できることを明日に延ばすな。)

「思い立ったが吉日」の意味や使い方を理解することはできたでしょうか。心に思ったらすぐに行動に移すべき場面は、数多くあります。

しかし、「思い立ったが吉日」には対義語が複数存在します。今すぐやるべきか、もう少し時間を置いて考えるべきかは場面に応じて判断する必要があります。

正しい判断をするためにも、「思い立ったが吉日」も、その反対語もどちらも頭に入れておきたいですね。

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