故事成語「捲土重来(けんどじゅうらい)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「捲土重来」です。

この言葉は日常生活でも用いられることがあります。

意味を知っていないと恥ずかしい思いをすることがあるかもしれません。

そこで、「捲土重来」の意味、由来、例文、類義語、対義語、英訳についてわかりやすく解説します。

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「捲土重来」の意味をスッキリ理解!

捲土重来(けんどじゅうらい):一度敗れたり、失敗したりした人が再び勢いを盛り返して巻き返すこと

「捲土重来」の意味を詳しく

「捲土重来」とは、一度敗れたり、失敗したりした人が再び勢いを盛り返して巻き返すことです。

まず、「捲土」とは、土煙が巻き上がることです。

また、「重来」とは、再びやってくることです。

つまり、「捲土重来」とは、もともとは巻き起こった土煙がもう一度やってくることを表していたのです。

 

ちなみに、「捲」は「巻」と表記されることもあります。

また、「重」は「じゅう」と読まれることもあります。

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「捲土重来」の由来

「捲土重来」の出典は杜牧(とぼく)の『烏江亭(うこうてい)に題(だい)す』という詩です。

この詩は、垓下(がいか)の戦いで劉邦(りゅうほう)に敗れた項羽(こうう)が、長江西岸の烏江にまで落ち延びてきたことをうたったものです。

詳しく見ていきましょう。

 

劉邦に敗れた項羽は烏江にまで落ち延びてきましたが、これ以上逃げる気はありませんでした。

そんな項羽を烏江の長は「捲土重来を期せ」と説得するのです。

 

しかし、項羽がこの言葉を聞き入れることはありませんでした。

項羽は江東(長江の東側の土地)の子弟を兵として大量につれていったのに、ひとりも生還させることができなかったのことを悔やみ、親たちに合わせる顔がないと言ったのです。

その後、項羽は数十人の兵士と一緒に敵陣に切り込んでいき、自害します。

 

この時、もし項羽が国を立て直すことを選んでいたらどうなったのだろうか、と思った杜牧がよんだ詩が、『烏江亭に題す』です。

「捲土重来」の例文

  1. そのボクサーはライバルに完敗し、捲土重来を誓った。
  2. 彼はかつて会社を倒産させてしまったが、捲土重来の思いで大企業を作り上げた。
  3. 去年は決勝で敗れたが、捲土重来の思いで頑張った結果、優勝することができた。
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「捲土重来」の類義語

「捲土重来」には以下のような類義語があります。

  • 起死回生:絶望的な状況を立て直して勢いを盛りかえすこと

「捲土重来」の対義語

「捲土重来」には以下のような対義語があります。

  • 再起不能:以前の良い状態に戻ることができないこと
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「捲土重来」の英語訳

「捲土重来」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • regain strength back
    (もう一度強さを取り戻す)

まとめ

以上、この記事では「捲土重来」について解説しました。

読み方 捲土重来(けんどじゅうらい)
意味 一度敗れたり、失敗したりした人が再び勢いを盛り返して巻き返すこと
由来 杜牧の詩の中で、烏江の長が項羽に「捲土重来を期せよ」と言ったことから
類義語 起死回生
対義語 再起不能
英語訳 regain strength back

「捲土重来」はとても勇気が出てくる言葉ですよね。

何度失敗しても、そのたびに立ち上がって挑戦していきたいものです。

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