四字熟語「起死回生(きしかいせい)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「起死回生(きしかいせい)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「起死回生」の意味をスッキリ理解!

起死回生(きしかいせい):絶望的な場面を、一気に良い方向に立て直すこと

「起死回生」の意味を詳しく

起死回生の「起死」には、「死に瀕(ひん)したものを生き返らせる」という意味があります。「回生」には、「死んだものを生き返らせる」という意味があります。

つまり起死回生は、2つの似た意味の言葉が組み合わさった四字熟語です。

「死にかかった病人を生き返らすこと」「医療技術が優れていること」という意味の起死回生が、「壊滅的な場面を、一気に良い方向に立て直すこと」という比喩的な意味で使われるようになりました

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「起死回生」の使い方

  1. 誰もが勝ち目はないと思っていたが、4番打者が起死回生の満塁ホームランを放ってチームを勝利に導いた。
  2. 彼女は志望大学に受かるのは難しいと言われていたが、入試でとてもいい成績だったそうだ。まさに起死回生だ。
  3. どんな状態でも起死回生の機会があると信じて最後まであきらめずに戦うことが重要だ。
①の例文では、大量得点によって、敗北しそうな場面を良い方向に変えたことがわかります。

②の例文では、受からないと思われていた予測を裏切り、状況を好転させたことがわかります。

③の例文では、いつでも壊滅的な場面を良い方向に立て直すことができる機会があることを信じる必要性を説いています。

「起死回生」の由来

起死回生は、『史記』の「扁鵲倉公列伝(へんじゃくそうこうれつでん)」の中の「越人非能生死人也,此自当生者,越人能使之起耳。」という部分が由来です。

「越人は、死人を生かせることができるのではなく、自分で生きる者を立ち上がらせることが出来るのである」という意味です。

この話の中で、戦国時代の扁鵲(へんじゃく)という名医が、死んだと思われた太子を生き返らせました。

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「起死回生」の類義語

起死回生には以下のような類義語があります。

  • 起死回骸(きしかいがい)
  • 起死再生(きしさいせい)
  • 還魂起死(かんこんきし)
  • 捲土重来(けんどちょうらい)

「起死回生」の対義語

起死回生には以下のような対義語があります。

  • 再起不能(さいきふのう):以前のよい状態に戻ることができないこと

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「起死回生」の英語訳

起死回生を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • epic recovery
    (伝説的な回復)
  • the kiss of life
    (生気を取り戻すもの)

the kiss of lifeは、もともとは口移し式人工呼吸という意味です。

これが瀕死の状態を救う策であることから、後に起死回生の比喩的な意味をもつようになりました。

まとめ

以上、この記事では「起死回生」について解説しました。

読み方 起死回生(きしかいせい)
意味 絶望的な場面を、一気に良い方向に立て直すこと
由来 『史記』の「扁鵲倉公列伝」
類義語 起死回骸、起死再生、捲土重来など
対義語 再起不能
英語訳 epic recovery(伝説的な回復)

起死回生の由来は、探るとさらに色々な話が出てきます。

何となく知っている四字熟語も、歴史をたどると違う意味であったなどの発見があり、とても興味深いですね。

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